花蓮県政府の観光PRイベントに合わせて7月5日から公開されていた巨大アヒルは、愛嬌たっぷりで多くの行楽客の注目を集めていたが、この日湖に浮かんでいたのは、頭を水面につけたまましぼんでいるアヒルの大群だった。
突然の惨事にインターネット上では「高雄で起きた爆発事故の犠牲者に黙祷を捧げているのではないか」との声も上がったが、実際は台湾電力のメンテナンス工事に伴う停電により、しぼんだと見られている。
現場では停電に備えて発電機を用意していたものの、原因不明の故障で起動することができなかったという。県の観光処は急遽別の職員を派遣して対応にあたり、午後3時ごろには元気な姿を取り戻した。
(李先鳳/編集:齊藤啓介)