(台北中央社)台中メトロ(MRT)グリーンラインの一部車両で故障が判明し、開業が延期になった問題で、車両を受注した川崎重工業など関連企業が21日、台北市内で開かれた説明会で謝罪した。故障が見つかった部品を全車両分交換する方針で、来年2月9日には装着後のテストが完了する見通しだという。


今月19日に開業予定だったが、先月下旬、一部車両で車両間をつなぐ連結器の軸(シャフト)が折れていたのが見つかった。

説明会に出席した川崎重工の車両関連部門幹部職の浮田英樹氏は故障の原因について、連結器の部品に「組み立て不良」があったとの見解を示した。これにより走行中、上下動に不安定が生じたと説明した。

浮田氏によれば、交換用の新たな部品では改良が図られた。米鉄道用部品メーカー、ワブテックがフランスの工場で製造しているという。部品は来年1月20日までに台湾に運送され、2月2日までには交換が完了する見込み。


(陳怡璇、陳昱婷、郝雪卿/編集:楊千慧)