(台北中央社)南部・台南市在住の日本人などでつくる台南市日本人協会が14日、同市立図書館に日本語の絵本や学習漫画本を計50冊寄贈した。同協会の奥西克彦理事長は「台南に住む日本人の子どもはもちろん、台湾の方にも日本語の本に触れる機会を増やし、日本や日本語に興味を持ってほしい」と話している。


同協会は2021年に設立。同市で暮らす日本人の生活をサポートするなどしている。これまでも同市立図書館へ日本語の書籍を寄贈しており、今回で4回目。今回は、1月に発生した能登半島地震の際に、台湾から多くの寄付金が寄せられたことへのお礼として贈った。

この日は寄贈と併せて絵本の読み聞かせ会も開かれた。同協会関係者によると、同市立図書館の楊馥菱館長は「館内に日本語の絵本が増えることで、日本語学習や日本文化理解がさらに促進される」と感謝を伝え、今後も関連の読み聞かせ会や学習イベントなどを継続して開きたいと話したという。


(中村充孝)