(台北中央社)世界保健機関(WHO)総会がスイス・ジュネーブで27日開幕する。だが、台湾はいまだ招待されていない。
陳建仁(ちんけんじん)行政院長(首相)は、政治的理由で台湾の参加を認めないことは「誰一人取り残さない」とするWHOの目標に背いており、台湾と世界にとって損失になるとの考えを示した。

9日に公開されたインターネット番組のインタビューで述べた。陳氏はこの中で、台湾の医療・ヘルスケアは世界的に評価されており、WHO総会に参加すれば「台湾は重要な役割を果たせる」と強調。全民健康保険制度や防疫システムは台湾が世界と共有できる部分だと述べた。

また、両岸(台湾と中国)が対等で民主的な対話を通じて平和的に交流を進めることは両岸双方の利益になると中国は十分に理解するべきだと呼びかけた。

(頼于榛/編集:荘麗玲)