いずれの投票も有効な賛成票が反対票を上回り、かつ賛成票が有権者の4分の1以上に達すれば成立する。
リコール投票の対象は北部・新北市、新竹県、中部・台中市、南投県の各選挙区で選出された、最大野党・国民党の立法委員。先月26日には9県市の各選挙区で国民党の立法委員24人に対するリコール投票が行われ、全て不成立となった。
▽ 5月に「原発ゼロ」になった台湾 再稼働の賛否問う
台湾では5月に唯一稼働していた第3原発2号機が運転期間を終えて停止し、現在は「原発ゼロ」となっている。国民投票では「第3原発の安全性に懸念がないことが主務機関により確認された後にその運転継続に同意するか」を問う。
投票の実施は第2野党・民衆党が提案した。同党や国民党は賛成票を、与党・民進党は反対票を投じるよう呼びかけている。
(高華謙/編集:田中宏樹)