シンポジウムは中央研究院と京都大、米カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)が共同で、20日までの日程で開いた。
北川さんは、自身が開発した新材料「金属有機構造体(MOF)」について、複数の研究チームの努力により、砂漠で空気中から水を集めたり、水中の汚染物質を除去したりといった応用がされていると紹介。環境科学やエネルギー、医療などの分野に革新的な解決策をもたらしていると語った。
その上で、科学による平和貢献は一朝一夕で実現できるものではなく、若い世代が数十年にわたって取り組みを積み重ねていく必要があると述べた。
また中国の思想家、荘子が説いた「無用の用」(一見意味のないものも役に立つこと)を引用し、目の前の研究や作業が役に立たないと感じても簡単に諦めてはいけないと言及。最も価値がある突破口は、往々にして人々の関心が集まらない奥深い所に潜んでいると話した。
(張雄風/編集:田中宏樹)








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