◆第87回オークス・G1(5月24日、東京競馬場・芝2400メートル)=5月18日、栗東トレセン

 年明けに入厩した素質馬がスピード制覇を狙う。アンジュドジョワ(牝3歳、栗東・福永祐一厩舎、父キタサンブラック)は、2月の新馬、前走の君子蘭賞を勝負どころで一気に加速し、無傷2連勝。

田中助手は「入ってきた当初から、フットワークや脚さばきにスピードがあるところを感じさせていた」と振り返る。

 小倉での新馬はゲート試験を合格してから、約2週間での出走だった。初輸送でも環境の変化に動じず、馬房に入るとすぐに、頭を突っ込んで飼い葉を食べるほどの精神面の強さも持ち合わせている。陣営は体重を注視しているが、「少し増えて帰ってきた。厩舎でも今までの経験や馬の好みを踏まえて、それがマッチしている」と同助手は手応えを深めている。

 距離延長で相手は強くなるが、厩舎一丸で調教の手分けをし、騎手時代オークス3勝の福永調教師がハミ受けの位置を調整するなど、距離を持たせるための工夫をしているという。田中助手は「本当に良くなってくるのは秋なんかな」と明かすも、「前走で(岩田)望来も『トップギアに入るまでのスピードが自分が思ったより速い』と言っていた。ゴー(サイン)を出されて、すぐに反応できるのは競走馬としていいこと」と入厩時から見せていた能力を買っている。

 鞍上も癖を把握し、「やれてもおかしくはない」と同助手。桜花賞やトライアルとは別路線から、樫の女王の座を目指す。

編集部おすすめ