米軍戦闘機が上空でUFO(UAP)を撃墜する新たな映像が2度目の機密解除で公開
Image credit:U.S. Department of War

米軍戦闘機が上空でUFO(UAP)を撃墜する新たな映像が2度...の画像はこちら >>

 アメリカ国防総省は2026年、トランプ大統領の指示のもとでUFO・UAP関連の機密情報の解除を進めている。

 1回目は5月8日に行われたが、5月22日に2度目となる解除が行われ、国防省の専用サイト「WAR.GOV/UFO[https://www.war.gov/UFO/]」で一般公開された。

 新たに公開された64件の文書・映像・音声記録の中に、湖の上空で米軍の戦闘機が謎の物体を撃墜する瞬間をとらえた赤外線映像が含まれていた。

 2023年2月12日に撮影されたもので、撃墜の直後、照準器の脇に正体不明の白い丸い物体が現れ、漂うように動いた後に突然姿を消している。

 国防総省はこの物体が何であるかについては明かしておらず、情報提供のみを目的としていると述べている。

 この映像はアメリカ国防総省の専用サイトで公開されている。

Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters | U.S. Department of War[https://www.war.gov/UFO/?search=Lake+Huron#DOW-UAP-PR071-USAF-ANG-F-16C-callsign-CALLSIGN-Shoots-Down-UAP-over-Lake-Huron-with-Weapon-System-12-Feb-2023]

今回2度目となるUAP関連機密情報の解除

 アメリカ国防総省は2026年、トランプ大統領の指示のもとでUAP関連の機密ファイルの解除を進めている。 

 UAPとはいわゆるUFOのことで、アメリカ政府は2021年頃から、UAP(未確認航空現象)と名称を変えたが、その後、空だけでなくあらゆる領域から正体不明の現象が報告されるようになったため、2022年12月に「航空(Aerial)」の部分を「異常(Anomalous)」に改め、UAP(未確認異常現象)へと定義が広げられた。

 1度目の公開は2026年5月8日に行われ、1947年から現在までの文書・写真・映像のうち、162件が公開された。 

 2026年5月22日、2度目となる機密解除[https://www.war.gov/UFO/?releaseDate=Release+02#records]が行われ、新たに64件(映像51本・PDF6件・音声記録7件)が公開された。 

[画像を見る]

湖の上空で戦闘機がUAPを撃墜

 64件の中で特に注目を集めているのが、2023年2月12日に、五大湖のひとつであるヒューロン湖上空で起きた事件の映像だ。

 ミシガン州のアッパー半島近くに広がるヒューロン湖の上空で、米空軍州兵のF-16C戦闘機が未確認の物体を撃墜していたのだ。

[画像を見る]

 公開された46秒間の赤外線映像[https://www.war.gov/UFO/?search=Lake+Huron#DOW-UAP-PR071-USAF-ANG-F-16C-callsign-CALLSIGN-Shoots-Down-UAP-over-Lake-Huron-with-Weapon-System-12-Feb-2023]のラベルには「米空軍州兵F-16C型機が2023年2月12日、ヒューロン湖上空でUAPを武器システムにより撃墜」と記されている。

 映像を見ると、11秒の時点でセンサーが中央の物体に焦点を合わせ、20秒の時点でミサイルが命中した物体が四方八方に飛び散る様子が映っている。

 一部が黒塗りになっている理由は、目撃者の身元保護や軍の施設情報を守るために編集したもので、UAP自体の性質や存在に関わる情報は一切加工していないと国防総省は説明している。

[動画を見る]

撃墜直後、照準器の脇に白い物体が現れ消えた

 映像には物体の下部に針金のようなものが垂れ下がっている様子も映っており、気球の一種ではないかと推測されていたが、撃墜の直後に謎めいた現象が起きた。

 照準器の十字線の右側に明るく白い丸い物体が突然現れたのだ。

 白い物体は十字線の周囲を漂うように動き続け、その後突然姿を消した。

 撃墜された物体の残骸とは明らかに異なる動きをしており、もし気球なら、白い物体が何なのか説明がつかないと疑問の声も上がっている。

 国防総省はこの映像について、記述された事象の有効性・性質・重要性に関するいかなる分析的判断・調査結論・事実認定も行っておらず、情報提供のみを目的としていると明記している。

[画像を見る]

気球騒動のさなかに起きた撃墜事件

 2023年2月は、アメリカ上空で正体不明の飛行物体の目撃が相次いだ時期だった。

 同じ月、中国の監視用気球が大西洋上空で撃墜されたことが大きく報道されており、ヒューロン湖上空での事件はその直後に起きている。

 当時、米北方軍・北米航空宇宙防衛司令部のグレン・ヴァンハーク大将は、撃墜した物体について公式には気球とは分類しなかった。

 物体が地球外のものである可能性を問われ、まだ何も除外していないと答えている。

 大将の説明によると、前日にカナダのレーダーで物体が発見され、モンタナ州、ウィスコンシン州、ミシガン湖上空と追跡を続け、最終的にヒューロン湖上空で撃墜した。

国防総省が一貫して示す「判断しない」という姿勢

 今回公開された64件のファイルの多くは未解決のままだ。

 国防総省は、公開した資料はいずれも未解決事例であり、データ不足など科学的に検証するための条件が揃っていないものがほとんどだと説明している。

 国防総省傘下のUAP専門調査機関、AARO(全領域異常解決局)[https://www.aaro.mil/]は、記録されたUAPの多くは気球・ドローン・鳥・センサーの誤作動といった一般的な原因で説明できるとしており、地球外の知的技術に由来するという証拠は現時点では見つかっていないと繰り返している。

 国防総省は今後も数週間ごとに追加の機密解除文書を順次公開していく方針だ。 

References: WAR[https://www.war.gov/UFO/?search=Lake+Huron#DOW-UAP-PR071-USAF-ANG-F-16C-callsign-CALLSIGN-Shoots-Down-UAP-over-Lake-Huron-with-Weapon-System-12-Feb-2023] / We Finally See The Mysterious Object Shot Down By F-16s Over Lake Huron[https://www.twz.com/air/we-finally-see-the-mysterious-object-shot-down-by-f-16s-over-lake-huron] / Pentagon Finally Releases Footage Of Unidentified Object Shot Down By F-16 Over Lake Huron[https://theaviationist.com/2026/05/23/image-of-object-shot-down-over-lake-huron/] / WAR[https://www.war.gov/UFO/?releaseDate=Release+02#records]

編集部おすすめ