今年TVアニメの放送から25周年を迎えた、渡辺信一郎監督によるオリジナルアニメ『COWBOY BEBOP』(以下、『ビバップ』)。そのスタイリッシュかつハイクオリティな映像とともに大きな注目を集めたのが菅野よう子による音楽。
OPテーマ「Tank!」を収録したサントラ第1弾『COWBOY BEBOP』は大ヒットを記録し、その後もマキシシングルやリミックス盤、劇場版のサントラを含め計7タイトルのCDがリリースされた。

それらの作品が11枚組のアナログ盤ボックス『COWBOY BEBOP LP-BOX』として12月13日にリイシュー、さらに菅野が新たに再編集した新規アナログ盤3タイトルが同時リリースされることを記念して、リスアニ!では短期集中特集を展開。その第3弾として、今回アナログ化される旧作7タイトルの聴きどころを徹底紹介するクロスレビューをお届けする。

TEXT BY 北野 創、塚越淳一

■COWBOY BEBOP(1998年5月21日)

菅野よう子がアニメのサントラで頭角を現してきたのが1994年の『マクロスプラス』で、そのときの監督が渡辺信一郎だった(総監督は河森正治)。劇伴では壮大なオーケストラサウンドだけでなく、エッジの利いた楽曲もかなり存在したのだが、それはおそらく音楽に精通している監督の影響も大きかったのだろう。そして、この作品に参加していたスタッフが集結し作られたのが『COWBOY BEBOP』である。
劇伴がジャズというのは、『ルパン三世』の影響もあると勝手に推察しているが、それにしたって「ルパン三世のテーマ’80」くらいのキャッチーさがないとアニメのOPテーマとしては弱いはずなのに「Tank!」ができてしまうのだから恐ろしいし、菅野よう子のメロディセンスは半端ないと言わざるを得ない。本格的なジャズとなると少しとっつきにくいが、どの曲もポップだしメロディが良いので、ジャズ初心者でも入りやすいというのが、このアルバムを聴けばわかると思う。それでいて演奏技術が素晴らしいのだからヒットするわけである。
物語の中で印象的に使われていた曲で言えば、スパイクの宿敵であるビシャス関連のエピソードである第13話で流れていた「SPACE LION」だ。民族音楽っぽさは、菅野ファンからすると“これぞ!”という感じはするのだが、7分以上ある楽曲を約24分のアニメでまるまる使うのだから、どれだけ音楽を大事にしていたアニメだったかがわかる。(塚越淳一)

作品の代名詞的なナンバー「Tank!」で幕を開けるTVアニメ版のサントラ第1弾。
渡辺信一郎監督から当初提示された“ジャズ”というキーワードをそのままなぞるのではなく、この「Tank!」に代表されるブラスロックやファンク的な熱気とグルーヴを導入したのが『ビバップ』音楽の特色の1つだと個人的に考えていて、それは同趣向の「RUSH」や途中から2トーン~スカのリズムに変化してお騒がせなチェイスに雪崩れ込む「BAD DOG NO BISCUITS」、ニューオーリンズ直系のセカンドラインファンク「TOO GOOD TOO BAD」といったブラス系の楽曲からも強く感じられる。ただクールにスカシてキメるのではない、でも熱に浮かされて呑まれるのでもない絶妙な塩梅が、大人の余裕と遊び心を感じさせるし、それがアニメ本編の持ち味にも大きく寄与したことは間違いない。
そういった軸があるうえで、様々な音楽ジャンルを引用したバラエティ豊かな楽曲が用意されているのが、もう1つの『ビバップ』音楽の特色(というか、いつもの菅野よう子らしい作風)と言える。日本のブルースハープ奏者の第一人者・妹尾隆一郎が渋みたっぷりの枯れたハーモニカ演奏を聴かせる「SPOKEY DOKEY」、古川昌義のスライド奏法を交えたアコギがライ・クーダー的な異国情緒を醸し出す「FELT TIP PEN」、サンプリングでリズムを組んだクラブジャズ調の「PIANO BLACK」(サックスは菊地成孔)、レゲエ~ダブの酩酊感が味わえる「POT CITY」など、1曲ずつ説明していきたくなるほど幅が広い。
なお、第5話「堕天使たちのバラッド」で流れた「RAIN」は、劇中では未使用となったスティーヴ・コンテの歌唱バージョンを収録。実はこちらが正規版で、劇中で使われたのは山根麻衣が歌うデモバージョンだった(「Rain(demo ver.)」は劇場版のサントラ『COWBOY BEBOP Knockin’on heaven’s O.S.T FUTURE BLUES』に収録)。
(北野 創)


■COWBOY BEBOP Vitaminless(1998年6月3日)
シンガー・山根麻衣が歌うEDテーマ「THE REAL FOLK BLUES」は、ブルージーでスモーキーで、ハードボイルドなアニメの最後にふさわしい渋さを与えてくれていた。まさに『ビバップ』を代表する楽曲で、このタイトルは、アニメの第25~26話(最終話)のサブタイトルにもなっている。この曲をメインに、あとはかなり渋めのジャズナンバーが並ぶミニアルバム。ボーカル曲として、「Cats on Mars」があるが、この曲は作詞と同じGabriela Robin(=菅野よう子)が歌っているので、そのかわいい歌声を堪能してほしい。カーラ・ヴァレーが歌う「Fantaisie Sign」の、おしゃれなフレンチミュージックをドラムンベースで聴かせるというセンスもずば抜けている。そして「Piano Bar I」は、マーク・ソスキンのジャジーなピアノが心地良い。
8曲目の「Black Coffee」は、音楽に乗せて男女の会話が入っている感じが、いかにも隠しトラックっぽくて面白い。(塚越淳一)

今堀恒雄(Gt)、渡辺 等(Ba)、佐野康夫(Ds)、三沢またろう(Per)、本田雅人(Sax)、村田陽一(Tro)ら錚々たるミュージシャンが参加したシートベルツによる日本録音のみならず、本場のジャズの匂いを求めてモダンジャズ黄金期を築いた伝説的エンジニアのルディ・ヴァン・ゲルダーのもとでNY録音も行われた『ビバップ』の音楽。その成果が特に現れているのが本作に収録された、テナーサックス、ピアノ、ベース、ドラムのカルテット編成によるストレートアヘッドなジャズナンバー「Odd Ones」かもしれない。同曲で演奏しているジャズピアニストのマーク・ソスキンがブルージーなピアノ独演を聴かせる「Piano Bar I」も、老舗のジャズバーなんかでゆったりと耳を傾けたくなる1曲。
その一方で、菅野が懇意にしていたフランスのアフリカンミュージシャンたちによるパーカッションのアンサンブルとノリよく吠える歌声が楽しい「Doggy Dog」、エドの初登場回となる第9話「ジャミング・ウィズ・エドワード」で使われたファニーなフレンチ風テクノポップ「Cats on Mars」、スパイ映画風のクールでミステリアスなジャズコンボ曲「Spy」といったナンバーも収録。「Black Coffee」のどこか不思議な空気感は、ブリジット・フォンテーヌがアート・アンサンブル・オブ・シカゴと共に吹き込んだ名盤『Comme à la radio(邦題:ラジオのように)』を彷彿させる。
EDテーマ「THE REAL FOLK BLUES」の名曲ぶりは言わずもがな。(北野 創)


■COWBOY BEBOP NO DISC オリジナルサウンドトラック2(1998年10月21日)
1枚目のサントラは明らかにスパイクだったが、このジャケットに映っているのは誰なのだろうか……。ただ、ジャケットも菅野よう子のこだわりの1つで、アニメのサントラがCDショップに並んでいても手に取りやすいというところを目指していたのだと思う。今見てもビバップのCDジャケットはすべてかっこいい。
今作は1作目以上に多ジャンルの楽曲(ボーカル曲多め)が収録されているアルバムで、遠藤正明が歌うヘヴィメタル「LIVE in Baghdad」は、第7話「ヘヴィ・メタル・クイーン」の冒頭で、ヘヴィメタルをこよなく愛するV.T.が登場する際に流れている。古川昌義が甘く、ときに情熱的に歌うジャズナンバー「You Make Me Cool」も渋い。
菅野よう子と言えば教会音楽のイメージもあるが、ビシャス絡みのエピソードである第5話「堕天使たちのバラード」で、スパイクが教会から瀕死で落ちていくシーンで流れた「Green Bird」は、本当に美しい旋律で、そのまま天に召されてもおかしくない感じがする(ちなみに、スパイクは生きていました)。(塚越淳一)

作中に登場する賞金稼ぎ(カウボーイ)向けのTV番組「BIG SHOT」のテーマ曲「American Money」で賑々しく幕を開けるTVアニメ版サントラの第2弾。山根麻衣が土臭いブルース「Don’t bother none」とファンキーなアップチューン「Want it all back」でパワフルな歌声の存在感を見せつけたかと思えば、ヘビメタ(「LIVE in Baghdad」)からインド音楽(「Bindy」)まで、どこかフェイク感は否めないけど妙に味があってクセになる楽曲が次々と飛び出す。
そんななかにあってひと際クールに響くのが、名匠ルディ・ヴァン・ゲルダーのスタジオで録られたNY録音の音源。渡辺信一郎監督に「スタンダードナンバーみたいな曲が欲しい」と言われて書き上げたというレイジーな歌もの「The Singing Sea」(歌唱はトゥリーブ・ドナ・カンバーバッチ)、「The EGG and I」(サントラ第1作『COWBOY BEBOP』に収録)をNYのミュージシャンたちがリラックスした雰囲気で演奏したアレンジバージョン「The EGG and YOU」も素晴らしいが、軽快な「Gateway」にはニコラス・ペイトン(Tp)やマイルス・デイヴィスのバンドにも在籍していたアル・フォスター(Dr)といった名うてのプレイヤーが参加していて、ジャズコンボの粋が詰まっている。日本録音だが、古川昌義がフランク・シナトラばりの洒落た歌を聴かせる「You Make Me Cool」も聴きものだ(余談だが、古川は菅野が音楽を手がけたTVアニメ『坂道のアポロン』でも、桂木淳一役としてジャズスタンダードの名曲「But Not for Me」を歌唱している)。
ちなみに本作の最後に収録されている「POWER OF KUNG FOOD REMIX」は、当時のトリップホップ~ブレイクビーツシーンを牽引していたUKのDJフードによる「Tank!」のリミックス。のちにリリースされるリミックス盤『Cowboy Bebop Remixes “Music For Freelance”』の前哨戦と言えるかも。(北野 創)


■COWBOY BEBOP originalsoundtrack3 BLUE(1999年5月1日)
青いジャケットが印象的なOSTシリーズの3枚目。その1曲目は最終話のEDテーマ「BLUE」。ビシャスとの壮絶な戦いに決着を付けたスパイク。だがそのスパイクも力尽き倒れてしまう。そこで流れてくる「BLUE」は鎮魂歌のようで、とにかく切ない。だが、どこまでも美しい。
第17話「マッシュルーム・サンバ」は、食料が尽きたビバップ号のお話。愛され天才ハッカーのエドと、人並みの知能を持つ犬のアインが動くと、大体ろくなことは起こらないのだが、違法キノコを持ち帰り、それを食べたスパイクたちが幻覚を見てしまうというヤバエピソード。そこで流れていたのが「CHICKEN BONE」と「MUSHROOM HUNTING」。後者はエドがキノコの売人を追いかけるシーンで流れるのだが、ほとんど音楽だけで見せていく演出が見事だったし、ゲストミュージシャンの演奏とトゥリーブ・ドナ・カンバーバッチのボーカルは必聴!エミリー・ビンディガーが歌い、マーク・ソスキンがピアノを弾く「ADIEU」はジャズの名曲だと思うし、同じコンビの「FLYING TEAPOT」も、また違った魅力があって良い。エドを演じる多田 葵がピュアなボーカルを聴かせる「WO QUI NON COIN」もたまらないし、何と言っても「GO GO CACTUS MAN」だ。第22話「カウボーイ・ファンク」で登場し、「君の瞳に映った僕に乾杯」という名言でもお馴染みのお騒がせカウボーイ、アンディのテーマソングと言っていいと思うが、曲自体もなんだか笑える。(塚越淳一)

TVアニメ版サントラの第3弾は、山根麻衣がひと際エモーショナルな歌声を聴かせる最終話EDテーマ「BLUE」を筆頭に、劇中のシリアスなシーンを彩った楽曲を多数収録。第16話「ブラック・ドッグ・セレナーデ」のジェットvsウダイの場面で流れたLTJブケムばりのインテリジェントドラムンベース「THE REAL MAN」、「RUSH」がNYのミュージシャンたちの演奏によってスタイリッシュかつスリリングにアレンジされた「N.Y RUSH」といった、緊迫感を演出する楽曲のみならず、第25話「ザ・リアル・フォークブルース(前編)」のジュリアの登場シーンで使われたロマンチックなラブソング「ADIEU」(第1話や最終話で流れたオルゴール曲「MEMORY」と同メロディを含む)、第24話「ハード・ラック・ウーマン」のエドやフェイがビバップ号を去るシーンをさらに感動的に盛り上げた「CALL ME CALL ME」(歌唱はスティーヴ・コンテ)といったセンシティブなナンバーも含んでおり、まさに“ブルー”な気分に浸れる一枚と言えるだろう。なかでも「ROAD TO THE WEST」のシンセとサックスが織り成すセンチメンタルなムードは、近年のアンビエント~ニューエイジ再興の流れでも再評価されるべき名曲。
なお本作の最後に収録された「FAREWELL BLUES SEE YOU SPACE COWBOYS」は、EDテーマ「THE REAL FOLK BLUES」のデモバージョンで、最終話の劇中歌としても使用された。(北野 創)


■Cowboy Bebop Remixes “Music For Freelance”(1999年6月2日)
内容としては、2072年の4月24日に放送されたラジオ番組「ラジオ・フリー・マーズ」という火星付近で有名な海賊放送を収録したもの。ディスクジョッキーのミスター・マーシャンの独特なロシア系訛りの英語のトークを挿みながら、リミックス音源がかかる流れのアルバムになっている……というのがこのアルバムの設定で、実際は菅野よう子が手がけた『ビバップ』のサントラの大ヒットを受けて、音楽マニアでもある渡辺信一郎監督がプロデュース。リミキサーの人選やラジオ番組の構成なども自身で手がけたのだという。アニメファンにクラブミュージックの良さを知ってもらいたい思いもあったようで、サントラとはまた違った楽しみ方ができるアルバムになっている。ルーク・ヴァイバート、フィラ・ブラジリア、DMXクルー、イアン・オブライエン、ミスター・スクラフ、DJヴァディム、イアン・プーリー、4ヒーローといった各クリエイターたちのセンスが光るリミックスが多数収録されているが、個人的にはDMXクルーが手がけた「Cats on Mars」が、選曲も含め雰囲気が好みだった。おそらく音楽好きのリスナーであれば好みのリミックスが見つかるはずだ。(塚越淳一)

渡辺信一郎監督といえば無類の音楽好きとして知られ、『ビバップ』にも音楽ネタが豊富に散りばめられている。それが特に顕著なのが各話のサブタイトルで、なかでもローリング・ストーンズ絡みの引用(「ホンキィ・トンク・ウィメン」「悪魔を憐れむ歌」「ジャミング・ウィズ・エドワード」「ワイルド・ホーセス」など)が目立つのだが、当時から最新のクラブミュージックやヒップホップにも精通していたようで、例えば第12話・第13話のサブタイトル「ジュピター・ジャズ」はデトロイトテクノを代表する存在、アンダーグラウンド・レジスタンスの名曲「Jupiter Jazz」と同名だったり、第16話「ブラック・ドッグ・セレナーデ」からはUKのテクノユニットであるブラック・ドッグを連想できたりもする(レッド・ツェッペリンにも「Black Dog」という有名曲はあるが)。
そんな監督の肝煎りで制作されたのがこのリミックスアルバム。ジャケットをデザインしたのは、エイフェックス・ツインなどの作品を手がけたことで知られるUKのデザインスタジオ、プロトタイプ21。監督自ら人選したというリミキサー陣には、当時のテクノ~エレクトロニカ~ブレイクビーツ周辺のシーンで最先端を走っていた面々が集まっている。ミスター・スクラフが彼らしいファニーなブレイクビーツを披露したかと思えば、DJヴァディムはその正反対をいく枯山水のように渋く硬派なトラックでドープな世界を表現。数々の変名プロジェクトを使い分ける鬼才ルーク・ヴァイバートは「Tank!」を、ダウンテンポな作風で人気を得ていたフィラ・ブラジリアは「Forever Broke」を、オールドエレクトロ全開のDMXクルーは「Cats on Mars」を、それぞれの持ち味で調理している。「Fantaisie Sign」をラウンジミュージック風に仕立てたイアン・プーリーも意外で面白いが、特に良いのがイアン・オブライエンと4ヒーロー。彼らしいディープかつスペーシーな音像で楽曲の新たな可能性を引き出した前者、ドラムンベースのフィーリングを軸に流麗かつソウルフルなアレンジを施した後者と、今の耳で聴いても新鮮なリミックスに仕上がっていると思う。(北野 創)


■COWBOY BEBOP Knockin’on heaven’s door Ask DNA(2001年7月25日)
映画『カウボーイビバップ 天国の扉』のボーカル曲を中心に構成されたミニアルバム。「Tank!」というアニメ史に残るOPテーマのすごさは曲だけでなく、オープニングアニメーションのセンスの高さだったと思っているが、この映画のOPテーマ「Ask DNA」も負けていない!曲の良さもさることながら、沖浦啓之が絵コンテ・演出を手がけたOPアニメーションがかっこよすぎるのだ。曲に合わせた人物の動き、そのリアリティを追求した作画に惚れ惚れしてしまう。本当に『ビバップ』は、音楽を大事にしている作品だと思う。
「Ask DNA」を目当てで手に入れたくなる1枚だが、ヒロインのフェイ・ヴァレンタインが乗っている機体のラジオから流れる「COSMIC DARE (PRETTY WITH A PISTOL)」は、ヒットチャートで賑わせていそうなポップチューン。ラジオから流れる曲ですら本気というのが流石だ。陽気なジャズ「WHAT PLANET IS THIS.」は、みんなでタイトルを叫びたくなる曲なので、ライブで演奏をしたら間違いなくアガるはず。(塚越淳一)

映画『カウボーイビバップ 天国の扉』の音楽は、大半の楽曲を日本のミュージシャン勢が演奏しているのだが、音楽的な幅の広さ、というか、ごった煮感はTVアニメのときよりも増した印象が強い。映画の公開から1カ月ほど先行してリリースされたこのミニアルバムには、ジェイムス・ブラウン~ブルース・ブラザーズの系譜を感じさせる正統派ファンク「WHAT PLANET IS THIS.」を皮切りに、エレピやリズムボックスっぽいビートが醸し出すルーズなグルーヴとラジ・ラマーヤのラフな歌い口がたまらなくかっこいいOPテーマ「Ask DNA」、後に『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』でも多くの楽曲を歌うスコット・マシューズが抒情的な歌声を聴かせるディープかつセンシティブなナンバー「Is it real?」などを収録。なかでもHassan Bomhideなるシンガーによる不思議な節回しのアラビアンボーカルと静謐なピアノのタッチが美しい「Hamduche」は、2分に満たない小品ながら深く耳に残る。(北野 創)


■COWBOY BEBOP Knockin’on heaven’s O.S.T FUTURE BLUES(2001年8月29日)
映画『カウボーイビバップ 天国の扉』のサントラ。ちなみに映画はTVシリーズでいう第22話と第23話の間あたりのエピソードで、バイオテロを描いたお話。お洒落でかっこいいので、まだ観たことがない人はぜひ観てほしい。説教コンビニ強盗をスパイクたちが華麗に懲らしめるところから物語が始まるのだが、サントラでは悲鳴と銃が乱射される音が入っている「24hours OPEN」から始まる。つまり、実際に映画で流れてはいるが、そのまま収録されているわけではなく、アルバムの1曲目として成立するような形になっているという意味なのだが、それが菅野よう子スタイルとも言える。映画だとフィルムスコアリングという映像に合わせて音楽を作っていく手法が多いが、この作品は音楽ありきで作っているのだろう。ただ唯一、クライマックスで流れる「7minutes」は、映像と抜群にシンクロしていた。
ちなみに彼女が手がけたサントラは、通常のサントラのように1分程度で終わる曲がたくさん収録されていることがあまりなく、それぞれ1つの曲として映像がなくても成立している。だからアニメを見ていなくても音楽作品として楽しめるのが魅力なのだ。このサントラにも実際に流れていない曲や、歌があるのに映画ではオケだけを使っていたりする曲もあるので、映画と比べて楽しんだら面白いと思う。
映画のストリートな景色にぴったりだったアメリカンなロックチューン「Diggin’」、清掃員に扮したスパイクVSエレクトラ(映画のヒロイン)のシーンで流れたジャズ「Clutch」、ある意味エドのキャラソン「3.14」など、聴きどころしかないアルバムだが、やはりこの映画の最後、世界が救われたところで流れる山根麻衣が歌う「Gotta knock a little harder」が名曲すぎる。(塚越淳一)

いわゆるストレートアヘッドなジャズは「Clutch」の1曲のみ。どこまでも自由で、なおかつかっこいい音楽が目いっぱい詰まった、映画『カウボーイビバップ 天国の扉』のサントラ。デューク・エリントン「Caravan」っぽいフレーズを織り込む遊び心がニクいハロウィンのパレード曲「Yo pumpkin head」、山根麻衣が歌うワイルド極まりないデジタルロック「Pushing the sky」、Hassan Bomhideがアラブ語で歌うエスニックジャズ「MUSAWE」、カリンバ(親指ピアノ)の神秘的な音色とピアノの哀感を帯びたフレーズにブレイクビーツが絡み合う「Fingers」など、本当に様々な楽曲が並んでいるが、そのどれもに『ビバップ』らしさが息づいているのが不思議だ。爽やかで軽快なワルツ曲に突然日本語のラップが乗る「Time to know ~ Be waltz」なんて変わり種もあるが、そういえばTVアニメのテレビ東京放送版の最終話「よせあつめブルース」のEDテーマにはSHAKKAZOMBIE「空を取り戻した日」が使われたので、日本語ラップ繋がりではある。
本作のフィナーレを飾る「Gotta knock a little harder」は、菅野いわく、映画タイトルの元ネタであるボブ・ディラン「Knockin’ on Heaven’s Door(邦題:天国への扉)」を聴いたことないから勝手に想像して書いた(!)という話だが、むしろローリング・ストーンズ「You Can’t Always Get What You Want」辺りを思い起こさせる荘厳かつソウルフルなナンバーになっているのが面白い。なお、フェンダーローズの深い音色が心地良い「Butterfly」(ドナルド・フェイゲンのスタジオで録音されたという逸話も)、スティーヴ・コンテが歌う「CALL ME CALL ME」路線のエモーショナルなロックバラード「No reply」は、いずれも素晴らしい名曲だが劇中では未使用のため本サントラでしか聴くことができないので、ぜひチェックしてほしい。(北野 創)

参考:
NEWTYPE ILLUSTRATED COLLECTION COWBOY BEBOP “THE JAZZ MESSENGERS”(1998年/角川書店)
NEWTYPE 100% COLLECTION 36 COWBOY BEBOP THE AFTER(1999年/角川書店)
NEWTYPE PRESENTS COWBOY BEBOP KNOCKIN’ ON HEAVEN’S DOOR(2001年/角川書店)

●リリース情報
『COWBOY BEBOP LP-BOX』
品番:VTZL-226(7タイトル 11枚組BOX)
価格:¥35,750(税込)
12月13日発売

◆COWBOY BEBOP
【Disc 1】
SIde A
01.Tank!  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.RUSH  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.SPOKEY DOKEY  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04.BAD DOG NO BISCUITS  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
Side B
01.CAT BLUES  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.COSMOS  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.SPACE LION  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04.WALTZ for ZIZI  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ

【Disc 2】
SIde A
01.PIANO BLACK  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.POT CITY  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.TOO GOOD TOO BAD  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04.CAR 24  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
05.The EGG and I  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
Side B
01.FELT TIP PEN  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.RAIN  作詞:TIM JENSEN  作曲・編曲:菅野よう子 歌:Steve Conte
03.DIGGING MY POTATO  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04.MEMORY  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ

◆COWBOY BEBOP Vitaminless
【Disc 1】
SIde A
01.THE REAL FOLK BLUES  作詞:岩里祐穂 作曲・編曲:菅野よう子 歌:山根麻衣
02.Odd Ones  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.Doggy Dog  作詞:Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04.Cats on Mars  作詞:Gabriela Robin  作曲・編曲:菅野よう子 歌:Gabriela Robin
05.SPY  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
Side B
01.Fantaisie Sign  作詞:Carla Vallet 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Carla Vallet
02.Piano Bar Ⅰ  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.Black Coffee  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ

◆COWBOY BEBOP NO DISC オリジナルサウンドトラック2
【Disc 1】
SIde A
01.American Money  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.Fantaisie Sign  作詞:Carla Vallet 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Carla Vallet
03.Don’t bother none  作詞:TIM JENSEN 作曲・編曲:菅野よう子 歌:山根麻衣
04.Vitamin A  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
05.LIVE in Baghdad  作詞:Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子 歌:遠藤正明
Side B
01.Cats on Mars  作詞:Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Gabriela Robin
02.Want it all back  作詞:TIM JENSEN 作曲・編曲:菅野よう子 歌:山根麻衣
03.Bindy  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04.You make me cool  作詞:Brian Richy 作曲・編曲:菅野よう子 歌:古川昌義
05.Vitamin B  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
06.Green Bird  作詞:Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Gabriela Robin

【Disc 2】
SIde A
01.ELM  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.Vitamin C  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.Gateway  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04.The Singing Sea  作詞:Cris Mosdell 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Tulivu-Donna Cumberbatch
Side B
01.The EGG and YOU  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.Forever Broke  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.POWER OF KUNG FOOD REMIX  作曲:菅野よう子 編曲: 菅野よう子 Remixed by DJ FOOD 演奏:シートベルツ

◆COWBOY BEBOP originalsoundtrack3 BLUE
【Disc 1】
SIde A
01.BLUE 作詞:TIM JENSEN  作曲・編曲:菅野よう子 歌:山根麻衣
02.WORDS THAT WE COULDN’T SAY  作詞:TIM JENSEN 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Steve Conte
03.AUTUMN IN GANYMEDE  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04.MUSHROOM HUNTING  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
05.GO GO CACTUS MAN  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
Side B
01.CHICKEN BONE  作詞:Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子 歌:SYDNEY with sister R
02.THE REAL MAN  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.Bindy  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04.N.Y RUSH  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
05.ADIEU  作詞:Brian Richy 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Emily Bindiger

【Disc 2】
SIde A
01.CALL ME CALL ME  作詞:TIM JENSEN 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Steve Conte
02.AVE MARIA  作詞:Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Jerzy Knetig
03.STELLA BY MOOR  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04.FLYING TEAPOT  作詞:種ともこ 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Emily Bindiger
Side B
01.WO QUI NON COIN  作詞:Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子 歌:多田 葵
02.ROAD TO THE WEST  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.FAREWELL BLUES SEE YOU SPACE COWBOYS
作曲・編曲: 菅野よう子 演奏:シートベルツ

◆COWBOY BEBOP Knockin’on heaven’s door Ask DNA
【Disc 1】
SIde A
01.WHAT PLANET IS THIS.  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.Ask DNA  作詞:TIM JENSEN 作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.COSMIC DARE (PRETTY WITH A PISTOL)  作詞:Raju Ramayya 作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
Side B
01.Hamduche  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.Is it real?  作詞:TIM JENSEN 作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ

◆COWBOY BEBOP Knockin’on heaven’s O.S.T FUTURE BLUES
【Disc 1】
SIde A
01.24hours OPEN  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.Pushing the sky  作詞:TIM JENSEN 作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.Time to know ~ Be waltz  作詞:高橋ひでゆき 作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04.Clutch  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
Side B
01.MUSAWE  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.Yo pumpkin head  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.Diggin’  作詞:TIM JENSEN 作曲・編曲:菅野よう子 演奏::シートベルツ
04.3.14  作詞・作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ

【Disc 2】
SIde A
01.What planet is this?!  作 曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.7minutes  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.Fingers  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04.Powder  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
05.Butterfly  作詞:Chris Mosdell 作曲:編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
Side B
01.No reply  作詞:Tim Jensen 作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.Dijurido  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.Gotta knock a little harder  作詞:Tim Jensen 作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04.No money  作詞:渡辺信一郎・菅野よう子 作曲:編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
05.Rain(demo ver.)  作詞:Tim Jensen 作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ

◆ Cowboy Bebop Remixes “Music For Freelance”
【Disc 1】
SIde A
01.Radio free mars talk1
02.Tank!  作曲:菅野よう子 編曲:菅野よう子 Remix and additional production by Luke Vibert 演奏:シートベルツ
03.Radio free mars talk2
04.Forever Broke  作曲:菅野よう子 編曲:菅野よう子 Remix and additional production by Fila Brazillia 演奏:シートベルツ
05.Radio free mars talk3
06.Cats on Mars  作曲:菅野よう子 編曲:菅野よう子 Remix and additional production by DMX Krew 演奏:シートベルツ
07.Radio free mars talk4
08.Cats on Mars  作曲:菅野よう子 編曲:菅野よう子 Remix and additional production by Ian O’Brien 演奏:シートベルツ
Side B
01.CAT BLUES  作曲:菅野よう子 編曲:菅野よう子 Remix and additional production by Mr.Scruff 演奏:シートベルツ
02.Radio free mars talk5
03.Fe  作曲:菅野よう子 編曲:菅野よう子 Remix and additional production by DJ Vadim 演奏:シートベルツ
04.Fantaisie Sign  作曲:菅野よう子 編曲:菅野よう子 Remix and additional production by Ian Pooley 演奏:シートベルツ
05.Radio free mars talk6
06.Space Lion  作曲:菅野よう子 編曲:菅野よう子 Remix and additional production by 4Hero 演奏:シートベルツ
07.Radio free mars talk7

『TANK! Gold COWBOY BEBOP』
品番:VTJL-15~16(2枚組)
価格:¥6,050(税込)
12月13日発売

【Disc 1】
SIde A
01.Tank!(Flix Mix)  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02. RUSH  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03. SPOKEY DOKEY  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04. BAD DOG NO BISCUITS  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
05. COSMOS  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
06. ROAD TO THE WEST  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
Side B
01. TOO GOOD TOO BAD 作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02. PIANO BLACK  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03. Don’t bother none  作詞:TIM JENSEN 作曲・編曲:菅野よう子 歌:山根麻衣
04. AUTUMN IN GANYMEDE  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
05. SPACE LION  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ

【Disc 2】
SIde A
01.CAR 24  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02. The EGG and I  作曲・編曲:菅野よう  演奏:シートベルツ
03. WALTZ for ZIZI  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04. RAIN  作詞:IM JENSEN 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Steve Conte
05. Green Bird  作詞:Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Gabriela Robin
06. AVE MARIA  作詞:Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Jerzy Knetig
Side B
01. WHAT PLANET IS THIS.  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02. FLYING TEAPOT  作詞:種ともこ 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Emily Bindiger
03. A day in the Bebop  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04. FELT TIP PEN  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
05. Funky Stuff  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
06. CAT BLUES  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
07. DIGGING MY POTATO  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ

『The Real Folk Blues Legends COWBOY BEBOP』
品番:VTJL-28(2枚組)
価格:¥6,050(税込)
12月13日発売

【Disc 1】
SIde A
01.THE REAL FOLK BLUES  作詞:岩里祐穂 作曲・編曲:菅野よう子 歌:山根麻衣
02.COSMIC DARE (PRETTY WITH A PISTOL)  作詞:Raju Ramayya 作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.ELM  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:PIERRE BENSUSAN
04.Clutch  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
Side B
01.CALL ME CALL ME  作詞:TIM JENSEN 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Steve Conte
02.Is it real?  作詞:TIM JENSEN 作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.WO QUI NON COIN  作詞:Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子 歌:多田 葵
04.Forever Broke  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
05.SPY  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
06.Time to know ~ Be waltz  作詞:高橋ひでゆき 作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ

【Disc 2】
SIde A
01.Gotta knock a little harder  作詞:TIM JENSEN 作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.Fantaisie Sign  作詞:Carla Vallet 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Carla Vallet
03.The Singing Sea  作詞:Cris Mosdell 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Tulivu-Donna Cumberbatch
04.Hamduche  作詞:Hassan Bohmide 作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
05.BLUE  作詞:TIM JENSEN 作曲・編曲:菅野よう子 歌:山根麻衣
Side B
01. さすらいのカウボーイ カウボービバップのテーマ  作詞:渡辺ß 信一郎 作曲・編曲: 菅野よう子 歌:TADA ED AOI
02.Cats on Mars  作詞:Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Gabriela Robin
03.Waltz in high socks  作曲・編曲: 菅野よう子 演奏:シートベルツ
04.the Fate of Three  作曲・編曲: 菅野よう子 演奏:シートベルツ
05.The adventures of Losers  作曲・編曲: 菅野よう子 演奏:シートベルツ
06.piano solo   作曲・編曲: 菅野よう子 演奏:シートベルツ

『Songs for the Cosmic Sofa COWBOY BEBOP』
品番:VTJL-30(1枚組)
価格:¥4,400(税込)
12月13日発売

SIde A
01.Net Rush  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.Odd Ones  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.The EGG and YOU  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
04.Woodcock  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
05.Twilight  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
06.THE REAL FOLK BLUES 2020 作詞:岩里祐穂 作曲・編曲:菅野よう子 歌:山根麻衣
07.POT CIT  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
Side B
01.Kickin’ Colt  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
02.Bye Mel  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
03.ADIEU  作詞:Brian Richy 作曲・編曲:菅野よう子 歌:Emily Bindiger
04.Gateway  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
05.Beans Be  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ
06.FAREWELL BLUES  作曲・編曲:菅野よう子 演奏:シートベルツ

©サンライズ

関連リンク
『COWBOY BEBOP』公式サイト
https://www.cowboy-bebop.net/

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https://twitter.com/Cowboybebop_PR