今年3月、沖縄県名護市の辺野古沖で船が転覆し、京都府の同志社国際高校の生徒ら2人が死亡した事故。

30日、亡くなった女子生徒の遺族が事故のあと初めて会見を開きました。

ボート2隻が転覆 高校生と船長の2人が亡くなる

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今年3月、沖縄県名護市の辺野古沖で修学旅行で訪れていた同志社国際高校の生徒らが乗るボート2隻が転覆。2年生の武石知華さん(当時17)と金井創船長(当時71)が亡くなりました。

生徒たちが平和学習の一環として乗っていた船は、アメリカ軍基地の移設に反対する市民団体が運航するいわゆる「抗議船」でした。

文科省が経緯を調査…学校側の「安全管理が著しく不適切」

【辺野古沖転覆事故】武石知華さんの遺族「子どもの命がずさんに扱われることのない未来を」初の会見で思い語る 校長ら11人を刑事告訴「誰も刑事責任に問われない。それでは同じ事故が繰り返される」 
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文科省は学校側を調査。教員による現地の下見が一度も行われていなかったことや、当日、波浪注意報が出ていたことを現場の教員が把握していなかったことなどが判明し、文科省と京都府は今年5月、学校側の「安全管理が著しく不適切だった」と結論付けました。

さらに、同じ日に内閣府沖縄総合事務局は、死亡した船長を海上運送法違反の疑いで刑事告発。もう1隻の船長は聞きとりに応じず事実確認は困難としています。

遺族は校長らと運航団体の共同代表らの計11人を刑事告訴

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亡くなった武石さんの母親は事故の3日後、引き上げられた船を見に行っていました。

【「note」より】
(武石さんの母)「ともちゃん、ママ来たよ。どこにひっかかっちゃってたん?こわかったね、ともちゃん」

突然、奪われた17歳の命。武石さんの遺族は、事故を防ぐ適切な計画を立てないまま生徒を船に乗せたなどとして、校長ら4人と船を運航していた団体の共同代表ら7人の計11人を刑事告訴。

第十一管区海上保安本部は7月25日、学校を業務上過失致死容疑などで家宅捜索していました。

武石さんの両親が初めて公の場で心境語る

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そして7月30日、亡くなった武石知華さんの両親が初めて公の場で心境を語りました。

(武石知華さんの母)
「四十九日までは自分が生きているかもわからないような感じで過ごしていて、周りに言われて食べて、やっと眠って、眠っても泣きながら寝ているみたいな感じだった。100日を過ぎたあたりから、だんだんきちんと食べて、眠れて、何かしようという気が出てきた感じで」

「同じ事故 繰り返されるのでは」

知華さんが大好きだったという学校。校長らを刑事告訴した理由については…

【辺野古沖転覆事故】武石知華さんの遺族「子どもの命がずさんに扱われることのない未来を」初の会見で思い語る 校長ら11人を刑事告訴「誰も刑事責任に問われない。それでは同じ事故が繰り返される」 
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(武石知華さんの父)
「誰から見ても明らかな安全管理の欠如があるにもわかからず、それでも誰も刑事責任に問われない。

それでは同じ事故がいつかまたどこかで繰り返されるのではと思いました」

「学校は現場に関わらないほど安全である。知華の事故をそんな前例にするわけにはいきません」

両親の願い「亡くなった原因を明らかに」そして「二度と繰り返さないこと」

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事故当日の様子を撮影した映像が残っていますが、両親は直視できなかったと話します。

(武石知華さんの父)
「本当に一瞬で、生徒たちの頭がポンポンポンポンと、浮いている状態なんです。この後どういうことが起こったのかというのを考えていくと、なかなか直視はできない映像でした」

子どもの命がずさんに扱われることのない未来を

望むのはなぜ知華さんが亡くなったのか、原因を明らかにし二度と繰り返さないことです。

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(武石知華さんの母)
「当たり前に守られなければいけない子どもの命がずさんに扱われることのない未来を残してあげたいなという思いで告訴という形に踏み切りました」

「本当に親バカですけど、とてもいい子でした。よく仏壇に『絶対次も家族になろうね』って言ってるのですが、巡り会えたことが奇跡だなって思うぐらい」

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