財政難の兵庫県へ「驚きの寄付」

9月8日、匿名希望の個人から兵庫県に重さ35kgの「金の延べ棒」が寄付されました。

時価総額は8億3374万円(9月8日時点)で、県への寄付としては近年では最高額になるということです。

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8月、深刻な財政難により新たに借金をする際に国の許可が必要な「起債許可団体」に移行した中での寄付。

斎藤知事は「県民を代表して心より感謝申し上げたい」と述べました。

金塊による高額寄付。実は、過去にも同じような例が?手数料や税金はかからないのか?税理士の田淵宏明氏への取材をもとに解説します。

「8億3374万円相当」金の延べ棒35kgの寄付

「手数料かからず非課税」財政難の兵庫県に“8億円超”金塊の寄付!3年前には大阪でも「商いさせてもらったのを返したい」現金にないメリットとは?「200億円削減」方針の県財政 健全化はできるのか
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財政が厳しい中、金の延べ棒35kg・8億3374万円相当(9月8日時点)を寄付された兵庫県。近年の県への寄付では最高額だということです。

活用方法について、斎藤知事は「今後寄付をいただいた方のご意向を踏まえ、基本的には売却させていただいて、地域振興施策の推進に活用させていただきたい」と述べました。

なぜ、現金ではなく金塊で寄付するのでしょうか?

手数料・税金…現金ではなく「金塊」で寄付するワケ

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税理士の田淵宏明氏によると、金を換金して寄付する場合、1%~3%の手数料(相場)や、“儲け”に対する様々な税金がかかるということです。

<金を換金して寄付すると…>
▼所得税 最高45%
▼復興特別所得税 最高 2.1%
▼住民税 10%

例えば、現在の価値で約8.3億円相当の金を現金化した場合、約6億円になってしまいます。

一方、金のまま寄付した場合、自治体が換金すれば手数料がかからず非課税となり、現在の金の価値を金額そのまま寄付できるというメリットがあるのです。

「1人で8億円超」は破格!去年の兵庫県への寄付額は…?

「手数料かからず非課税」財政難の兵庫県に“8億円超”金塊の寄付!3年前には大阪でも「商いさせてもらったのを返したい」現金にないメリットとは?「200億円削減」方針の県財政 健全化はできるのか
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8億3374万円とは、どれほどの規模なのか?

2025年、兵庫県に寄付された金額は年間で18億2499万円。うち企業からは約3億円、個人からは約15億円(ふるさと納税が多い)です。

今回のように、1人で時価8億円以上の寄付というのは“破格”だということが分かります。

“金塊の寄付”3年前に箕面市でも「儲けさせてもらった。箕面市に返したい」

「手数料かからず非課税」財政難の兵庫県に“8億円超”金塊の寄付!3年前には大阪でも「商いさせてもらったのを返したい」現金にないメリットとは?「200億円削減」方針の県財政 健全化はできるのか

個人による“金塊の寄付”は過去にも例があります。

2023年5月、中嶋夏男さん(当時87歳)が大阪・箕面市に金の延べ棒など約2.8億円相当(当時の相場)を寄付されました。

―――ためらいは?
(中嶋夏男さん)「ないないない。全然ない。してよかったなと思ってるもん」
―――箕面市への思いは?
「料理店をつくって、商いさせてもらったんです。儲けさせてもらったんですわ、市民の方にね。それを結局、箕面市に返したいなと思っています
――家族から反対意見は?
「ないないない。全然ない。いいことやったんちゃうって思ってるんちゃうかな」

これを受けて箕面市は「換金して市民の命を守る救急車の購入や市の将来の発展のための財源として活用したい」とコメントしていました。

「起債許可団体」の兵庫県…公共投資を減らし約200億円削減へ

「手数料かからず非課税」財政難の兵庫県に“8億円超”金塊の寄付!3年前には大阪でも「商いさせてもらったのを返したい」現金にないメリットとは?「200億円削減」方針の県財政 健全化はできるのか
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8月、財政悪化により「起債許可団体」となった兵庫県。

実質公債費率(収入に対する借金返済額の割合)が18%を超え、国の許可なしで県債を発行することができない状態です。

県は財政健全化へ向けて公共投資を最低10%削減する方針で、その削減規模は約200億円となります。

今回の寄付を受けて斎藤知事は「県財政が大変厳しい状況にある中で、兵庫県の発展そして県政の推進をおもう思いを頂きました。温かいご厚意に対して県民を代表して心より感謝申し上げたいと思う」と述べました。

(2026年9月16日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

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