今月、四国電力送配電の19歳の男性社員が鉄塔から転落死し、所持品から、社内でパワハラがあったという趣旨の遺書が見つかった問題で、会社は18日午前、社員宅を訪れ、第三者委員会を設置するという回答書を両親に手渡しました。

今月9日、徳島県上勝町の鉄塔で四国電力送配電・徳島支社の社員、松岡一輝さん(19)が転落し、死亡しました。



四国電力送配電によりますと、松岡さんは当日、落雷の影響を調べるために鉄塔に登っていましたが、点検を終えて降りる途中に、約40メートルの高さの足場から転落したということです。

松岡さんは作業中、転落防止用の器具を身につけていましたが、発見された時には外れた状態だったということです。

松岡さんのかばんからは、先輩社員からパワハラがあったことや、自らの意思による転落だとほのめかすような遺書が見つかりました。

これを受けて松岡さんの両親は会社に対し、パワハラの有無に関する調査や第三者委員会の設置などを求めていました。

回答期限を迎えた18日、会社は石井町にある松岡さんの自宅を訪れ、両親に回答書を手渡しました。

回答書を手渡す際、四国電力送配電・徳島支社の白井正樹支社長は「この度は大切なご子息をお預かりしている中、このような事態になったこと、当社といたしまして大変重大に受け止めております。また、改めてお悔やみ申し上げます」と頭を下げました。

しかし、回答書は1枚のみで、第三者委員会の設置については記述があったものの、遺書に書かれたパワハラがあったかどうかなど遺族が知りたいことは書かれていなかったということで、松岡さんの父・徹さんは「1週間待って、この答えは納得いかない」と落胆した様子でした。

四国電力送配電と四国電力は18日午後1時から、第三者委員会の設置について会見する予定です。

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