【モデルプレス=2025/09/12】King & Prince高橋海人(※「高」は正式には「はしごだか」)が9月12日、「HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」(9月13日~11月30日/CREATIVE MUSEUM TOKYO)の取材会に出席。
同展示会の魅力を熱弁した。

◆高橋海人、葛飾北斎への愛熱弁

本展は、質・量ともに世界一として知られる浦上コレクションの『北斎漫画』全15編をはじめ、多彩な読本(よみほん)の挿絵、『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』(通称:大波)、自らを“画狂人”と称した晩年の傑作『富嶽百景』全3編・102図、さらには世界初公開となる幻の肉筆画16図など、総数400点超えの作品が出展される。現代のマンガやアニメの表現の原点ともいえる作品に着目した新しい展示演出で、200年前の“北斎のし わざ”を体感できる貴重な機会となっている。

大スケールの会場について「めちゃくちゃ大きい漫画本の世界に飛び込んできた感覚ですよね」と興奮気味で「ギャラリーで絵を見させていただいたんですけど、この大きなスケール感で見たのは初めてだったんです。すごくないですか?これ何倍でしたっけ?100倍に引きのばしている」と紹介。「こんなに大きく引き伸ばしているのに、細かいところが良く見えるなというか、より北斎の絵の細かさが見て分かりますよね。この大きいスケール感で衝撃を受けていただいて、絵の持つエネルギーを感じていただいて、改めて実物大の大きさの読本を見ていただくと、このサイズの紙に緻密に描かれているっていう。北斎の絵の熱量と技量っていうもの、両方をこのサイズ感と実物で感じ取っていただくことができるっていう。それがこの展覧会の魅力だなって思いました」と力説した。

具体的な技術については「今の漫画でもよく使われている集中線だったり効果線っていうのを、200年以上前に北斎はもうされていたんです。日本のアートというか、表現の元祖だなって感じる一面もありますけど、その集中線をよく見ると、集中戦の陰になっている裏面に、人の絵がちょっと違う色で描かれているじゃないですか。この表現がめちゃくちゃ素敵だなって思って」とコメント。
「これって、北斎一人がやっているからできることではなくて。絵師と、彫り師、刷り師、その3つのプロたちによって1枚の絵が成っているんですけど、その刷り師の方の技術というか、集中線の裏に薄く人の絵を重ねるっていうのが、すごい技術でできているんだなって。それを感じました」と熱っぽく語り、同席した専門家から絶賛されていた。

◆高橋海人、お気に入りの作品紹介

お気に入りの絵を問われた高橋は「略画早指南(りゃくがはやおしえ)」を選び「ちっちゃい子だったり、お弟子さんとか、絵を始めますっていう方々に向けて、北斎が絵の描き方を教えているっていう書物だと思うんですけど、右側にあるのがおさるさんの絵で、その描き方を左の丸だったり構図で説明しているんですよ」と紹介し、「北斎って、感覚で絵を描くことだけじゃなくて、精密さというか、計算をして絵を描いていた人なのかなっていう風に思ってもいて」と学びがあった様子。「びっくりしたんですね。技術力もあって発想力もあるから、感覚でいろんなのを描いていく人なのかと思ったら、そんなことでもなかったというか」としたうえで「自分が北斎だとしたら、教えたくない(笑)。人に絵を。でも、本当に絵を愛してやまないから、たくさんの人に絵に触れあってほしかったんでしょうね。それで描き方を教えたっていう。器の広さだったり。楽しいおじちゃんだったんだなって、絵が好きなおじちゃんだったんだなっていうのに気づきました」と笑顔を見せていた。(modelpress編集部)

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