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[その②はコチラ]
明石家さんまさんの秘密について書くのは、さんまさんの神秘性をさらけ出す様な気がして少々ためらわれるが、今回はさんまさんのイメージを固定する話でもなく、傷つけるものでもないと判断して、ちょっと書いてみることにする。
あの方は個人的に映画・ドキュメンタリーが大好きである。映画は玉石混合、「恋の渦」からジブリまで基本、何でも見るが、とりわけアメリカ映画・スポーツ映画好きである。特にクオリティに定評があるアメリカ野球映画は古いものから新しいものまで一冊の本が書けるくらい観ている。
近年ではF1レーサー、ジェームス・ハントとニキ・ラウダの友情と死闘を描いた「ラッシュ(2013)」に感嘆し、その勢いでニキ・ラウダのドキュメンタリーまでも全て観尽くしてしまった。また、当然さんまさんは笑いの人であるのでコメディにはかなりのこだわりと志向性がある。
ウディ・アレンものやスティーブ・マーチン出演の「バックマン家の人々(1988)」が大好きだ。軽妙洒脱な会話の中に人間の滑稽な本質が表現されているものが好きな様だ。「ラッシュ」と「バックマン家の人々」そして宇宙船奇跡の生還映画「アポロ13」が同じロン・ハワードという一人の監督の手によるものであることをそっとお教えしたときは、「なんでや?」としばらく考え込んでいたが。研究好きなのだ。