今年4月から始まった平日夜の情報番組『ユアタイム~あなたの時間~』(フジテレビ系)のメインキャスターを務めているモデルの市川紗椰(29)。徐々にフジの「夜の顔」として定着しつつあるが、その一方で早くも「9月降板」との報道が噴出。

これにネット上の男性視聴者から「辞めないで!」との声が殺到する事態が起きている。

 同番組は市川とともにメインキャスターを務める予定だった「ショーンK」ことショーン・マクアードル川上氏(48)が経歴詐称騒動で番組スタート前に降板。それが響いたのか、開始から2カ月経っても平均視聴率は3~4%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。2%台の日もあり、厳しい状況が続いている。

 キャスター初挑戦の市川の評価も良いとはいえず、番組を仕切ろうとしても声が小さかったり、原稿読みが「噛み噛み」だったりと拙さが目立つ。これは視聴者のみならず、フジ局内でも問題視されていると伝えられている。


 同局の亀山千広社長(60)は「彼女の色が出てきはじめているという部分がありますので、今、変えようとは思っていません」と5月の定例会見で降板を否定したが、改編期となる9月に降板するとの見方が業界内で強まっているのだ。

 メディアでも降板説が取りざたされている状況だが、これに男性視聴者から反発が起きている。それというのも、同番組が放送されるたびに男性視聴者の視線が市川のバストに集まり、一部ネット上で「おっぱい祭り」になるためだ。

 もともと市川は推定Eカップの隠れ巨乳として知られ、昨年リリースした写真集『夜が明けたら』(イーネット・フロンティア)ではランジェリー姿や手ブラセミヌードで抜群のスタイルを公開。ワコールのブラジャー「Wing ときはなつブラ」のCMでブラジャー姿を披露したことも話題になった。

 番組でも巨乳が強調される服装が目立ち、ネット上の男性視聴者から「今日も紗椰ちゃんのバストが揺れてる」「巨乳が解き放たれてるな」「おっぱいがテーブルに乗ってるぞ!」「見てるだけで癒される」「これで明日も仕事頑張れる」などといったコメントが殺到する状況が続いている。


 市川のバストに魅了された男性視聴者たちにしてみれば「続投してほしい」というわけだ。

 この声を背景に降板説を吹き飛ばしてほしいところだが、視聴率や世間一般の評判に結び付いていないのは事実。いくら彼女に熱烈ファンがいても司会のスキルは決して褒められたものではなく、番組自体もどこか薄味になっている。

 市川はオシャレな外見とは裏腹にアニメや鉄道、相撲、ロックなどに異常に詳しいオタク系モデル。「にわか」のビジネスオタクではなく、自宅の部屋にはアニメのフィギュアがズラリと並び、家宝は「聖戦士ダンバイン」の1/24スケールフィギュアという筋金入りだ。その豊富な知識は『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)などでも披露され、鋭いコメントも好評だった。


 それなのに、なぜこのような事態になってしまっているのか。

「市川さんは14歳までアメリカで育ったため、ある意味では空気が読めないというか、一般人とは感覚が違う部分がある。それが彼女の魅力であり、鋭いコメントにもつながっていた。当初は『ユアタイム』でもショーンKさんを中心に据えて、市川さんが独特の感性で自由に発言するというスタイルが予定されていました。しかし、ショーンKさんが降板した以上、市川さんが一人で番組を回さなくてはならない。関心の薄いニュースでも無理にコメントしなくてはならず、不慣れな原稿読みの量も増えてしまった。
自由な感性で発言することもできませんし、翼をもがれてしまったような状況になっています」(芸能関係者)

 市川の感性やルックスは好評なのだから、彼女が生き生きできるように新たにメインキャスターを増やして仕切り直してほしいところ。フジテレビがどのような判断を下すのか、ファンは固唾をのんで見守ることになりそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)