家具大手のIKEAは、自室の3Dレプリカを作成できるシステム「IKEA Kreativ Scene Scanner」をリリースしました。IKEA公式のスマートフォンアプリから利用可能で、再現された室内の家具などを削除し、新たな内装や家具の配置を検討できます。
「IKEA Kreativ Scene Scanner」はLiDARセンサーを使って動作するシステム。対応するiOSデバイス(iPhone 12 Proシリーズ、iPhone 13 Proシリーズなど)でのみ使用可能です。
IKEAは、2021年にARで室内をコーディネイトできるアプリ「IKEA Studio」をリリースしていました(こちらもLiDAR端末専用)。「IKEA Kreativ Scene Scanner」は、このアプリの発展型と言えるでしょう。
対応デバイスを所有していない場合は、IKEAの公式サイトに写真をアップロードすると、インタラクティブな2Dレプリカが自動作成されます。加工された写真は、入れ替えや削除が可能です。

IKEAは「IKEA Kreativ Scene Scanner」に加えて、新たに50個の3Dショールームを導入。リアルな空間で製品や内装のアイデアを試せるようになりました。各商品はアプリから直接購入できます。
今回の「IKEA Kreativ Scene Scanner」のリリースについて、 IKEAグループの親会社「インカ・ホールディング」を所有しているIngka Groupの共同CDOのParag Parekh氏は、以下のようにコメントしています。