近年、全国の自治体でその取り扱いについて注意が呼びかけられている外来植物『ナガミヒナゲシ』。一株に数千もの種があり、繁殖力が強く、専門家は「駆除の仕方にも注意点がある」と話します。

【松村道子アナウンサー】
「新潟市中央区やすらぎ堤沿い。この歩道の所々で姿を見せるのが、このオレンジの花、ナガミヒナゲシです」

ポピーにも似たオレンジ色で4枚の花びらを持ち、高さは50cmほどの『ナガミヒナゲシ』。外来植物です。

外来植物に詳しい、自由学園・環境文化創造センターの吉川慎平教授は、その繁殖力の強さを指摘します。

【自由学園環境文化創造センター 吉川慎平 教授】
「1960年代に東京の辺りに持ち込まれた。その辺りから恐らく広がってきたのではないか。いま全国に拡大していると言われている。非常に繁殖力が強く、花をたくさんつける。一株あたり千から数千レベルで種が含まれているということで、非常に散布し広がりやすいと言われている」

周囲にまかれた種は靴の裏やタイヤに付着することで道沿いに広がっていくということです。

吉川教授の調査では、このナガミヒナゲシに関して注意喚起をしている自治体の数は年々増加していて、去年は新潟市を含む182の自治体がHPに掲載。

新潟市を含む多くの自治体で「素手で触ると、かぶれる恐れがある」と記載しています。

【松村道子アナウンサー】
「万代6丁目。

こちらにもナガミヒナゲシがちらほらと見受けられます」

【街の人】
「脇道に咲いているのを見たことがある。名前は知らない。ちょっとしたところで触ってしまって、かぶれたりしたら嫌」

【街の人】
「ポピーじゃなかった?」

【松村道子アナウンサー】
「ポピーに似た、ナガミヒナゲシという植物」

【街の人】
「そうなんですね。子どもがいると、きれいだから取ってみようかなと思うかも知れない。注意喚起は必要だと思う」

吉川教授は駆除の仕方にも気をつけてほしいと話します。

【自由学園環境文化創造センター 吉川慎平 教授】
「根元から抜き取ったら、種をこぼさないようにビニール袋などに入れて密閉する。自治体の指示に従って、可燃ごみ等で処分するのが適切かなと思う」

一見、きれいな花をつけるナガミヒナゲシ。しかし、その繁殖力の高さから在来植物に影響を及ぼすことも懸念されていて、注意が必要な存在です。

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