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そんなに古すぎず、大きすぎず、でも普通すぎない。中古車選びにこだわりも使いやすさも求める人が欲しいのは、そんな車だったりするんじゃないか。


今回ピックアップした2000年代(’00年~’10年式)の6台は、そんなワガママな希望を叶える車たちだ。



誰でも安心してハンドルを握れる「ゴルフトゥーラン」

中古車の狙い目は2000年代の輸入車だ。個性も、機能も、安心も手に入る6台はコレ!

フォルクスワーゲン「ゴルフトゥーラン」(2004年2月~2015年12月)


5代目ゴルフをベースに開発された3列シート7人乗りのミニバンが初代ゴルフトゥーラン。

ベースのゴルフより200mm近く長いが、それでも全長は4390mm(デビュー当時)と現行型トヨタ・ヴォクシーより約300mm短い。

日本の住宅街でも乗りやすいサイズだから、運転に自信がないというパートナーもこれなら安心してハンドルを握れるハズだ。

中古車の狙い目は2000年代の輸入車だ。個性も、機能も、安心も手に入る6台はコレ!



国産ミニバンとの最大の違いは、2列目と3列目いずれも1人ずつ同じ大きさのシートが備わること。

3列目の背もたれを倒すだけでフラットなラゲッジを作れるし、2列目シートは取り外すこともできるなど、乗員数や荷物に合わせてアレンジも可能。

ドイツのアウトバーンを疾走できる実力ゆえ、家族や友人から乗り心地に対する不満は出ないはず。
家族5人でキャンプに行くなら打ってつけの一台と言えるだろう。



ワゴンだけど雪も泥もガンガンいける「XC70」

中古車の狙い目は2000年代の輸入車だ。個性も、機能も、安心も手に入る6台はコレ!

ボルボ「XC70」(2002年11月~2007年10月)


ボルボ・V70の最低地上高を上げて悪路走破性を高めたのがXC70。

2000年9月にV70XCの名前でデビューしたが、2003年モデルから新しい4WDシステムを搭載するのに合わせてXC70に改名された。

ちなみに新しい4WDシステムは電子制御等によってより細かな前後へのトルク配分が可能に。合わせて排気量も2.4Lから2.5Lへとアップし、パワー&トルクも向上している。

中古車の狙い目は2000年代の輸入車だ。個性も、機能も、安心も手に入る6台はコレ!



ワゴンスタイルとはいえ、最低地上高は215mm確保されているから、その辺の街乗りSUVよりも悪路走破性は高い。

ステーションワゴンの作り込みには定評のある同社ゆえ、ラゲッジは使い勝手が良く、全高も1600mm以下だからルーフにボードでもキャンプ道具でも載せやすい。


背の高いSUVで溢れるキャンプ場にこいつで乗りつければ、間違いなく注目されるはずだ。



日本にちょうどいいランドローバー「フリーランダー」

中古車の狙い目は2000年代の輸入車だ。個性も、機能も、安心も手に入る6台はコレ!

ランドローバー「フリーランダー」(2001年2月~2007年4月)


レンジローバーとディスカバリーを作ってきたランドローバーが、初めてエントリーモデルとして作ったコンパクトSUV。

全長約4.4m、全幅約1.7mと日本で乗るにはちょうどいいサイズの本格派4WDだ。しかも一般的な5ドアのほかに、後席を幌が覆う3ドアモデルもあった。

3ドアは後席の幌を取っ払うとオフローダー感が増して、目立ち度バツグンなのだが、売れ行きが思わしくなかったのだろうか、2003年に3ドアは廃止されてしまった。

中古車の狙い目は2000年代の輸入車だ。個性も、機能も、安心も手に入る6台はコレ!



2.5Lエンジンには日本のジャトコ製の5速ATが組み合わされ、電子制御式の4WDシステムは前後に適切なトルクを配分してくれる。

また急坂を一定速度で下っていけるヒルディセントコントロールも備わるなど、ランドローバーらしいオフロード性能も備えた1台だ。

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ハズしにピッタリな「ナイトロ」

中古車の狙い目は2000年代の輸入車だ。個性も、機能も、安心も手に入る6台はコレ!

ダッジ「ナイトロ」(2007年6月~2012年12月)


3代目ジープ・チェロキーのプラットフォームを使い、ダッジブランドのSUVとして開発されたのがナイトロ。3代目チェロキーより一足早く日本へ導入された。

大きく張り出したフロントフェンダーやスクエア基調のボディこそチェロキーに似ているが、ダッジ独特の十字グリルが強烈な個性を放つ。

中古車の狙い目は2000年代の輸入車だ。個性も、機能も、安心も手に入る6台はコレ!



全長約4.6m×全幅約1.8mと現行型トヨタ・RAV4とほぼ同サイズだから、日本でも十分取り回しやすいサイズ。

これに3.7Lエンジンと5速AT、シンプルなパートタイム式4WDが搭載された。

チェロキーにないワザとしては、最上級グレードのみラゲッジフロアが引き出せるから、そこに腰掛けて波を待つ、なんてこともできる。人気のアメ車SUVの中でも、ハズしの一台にピッタリじゃないだろうか。




街乗り中心だけど遊び心も忘れない「パトリオット」

中古車の狙い目は2000年代の輸入車だ。個性も、機能も、安心も手に入る6台はコレ!

ジープ「パトリオット」(2007年8月~2013年5月)


今でこそレネゲードやコンパスと、日本で乗りやすいコンパクトなSUVをラインナップするジープだが、その始まりはパトリオットから。

全長約4.4m×全幅1.8mと、3代目チェロキーよりひと回り小さなサイズに2.4Lと、当時のジープとしては小排気量なエンジンを搭載してデビューした。

中古車の狙い目は2000年代の輸入車だ。個性も、機能も、安心も手に入る6台はコレ!

ちなみにトランスミッションは日本のジャトコ製CVT。


基本的に前輪のみで走り、必要に応じて後輪も駆動させるフルタイム式4WDで、4WD固定も可能なシステム。街乗り重視ではあるけれど、ジープだもの、悪路だってもちろん走れるぜ、という1台だ。

グレードの2つ「スポーツ」には汚れに強いシート生地が採用されたり、もう1つの「リミテッド」グレードにはリアゲートを開けると外へ向かって音楽を流せる専用スピーカーが備わるなど、遊びの相棒としてもオススメだ。


もはや名作多目的車の域に達した「カングー」

中古車の狙い目は2000年代の輸入車だ。個性も、機能も、安心も手に入る6台はコレ!

ルノー「カングー」(2002年3月~2009年8月)


商用車がメインだけれど、週末の遊びにも使える車として誕生したのが初代カングー。


全長約4m×全幅約1.7mだが、全高は1.8mを超える。そんな背高ワゴンは、本国フランスでは郵便局やパン屋、配達業などにも使われるため、“道具”感が強く、それが遊び好きの日本人の心をくすぐりヒットした。

中古車の狙い目は2000年代の輸入車だ。個性も、機能も、安心も手に入る6台はコレ!



頭上には飛行機のようなオーバヘッドコンソールが備わり、後席を折り畳めば遊び道具を満載できる。

床は樹脂製だから水に濡れたままのギアの投げ入れておくことが可能で、後席は両側スライドドアだから荷物も載せやすい。跳ね上げ式のリアゲートのほか、左右に開くバックドアも用意された。

もうすぐ3代目が日本デビューする予定だけれど、サイズは随分大きくなったようだ。
最新のカングーも楽しみだけど、コンパクトサイズの初代カングーも、やっぱり可愛いんだよなぁ。