海が好きで、四六時中ビーチサイドのような格好をしている? それももちろん素晴らしい。だがサーフ歴が長くてこなれた人ほど都市では品良くまとめていて、しかもそれがキマっていたのだ!
ここで気持ち良く波に乗るサーファーたちがそれを証明してくれた。
今泉 悠さん Age 37
「歩くことが多くなりましたが、そんな今こそブーツが街で映えるんです」と、足元から考えた装いはほぼネイビーにまとまっている。「考えるのが楽なワントーンがいいですね。青系は昔から好き」と今泉さん。
オーダーメイドのウールコートは生地が薄手でガウンのような気軽さだ。
「海に行くと気持ちが満たされて自信が持てるから、服装はどんどんシンプルになる。直接海っぽい格好はしないけど、実は影響があるんですよね」。
清水 泰さん Age 44
久々に袖を通したというヴィンテージのトラッカージャケットを中心に、茶系の濃淡でコーディネイト。「スエードは上品な素材だけど、土クサさも残っている。そこが好きです」。
英仏の名門による服をミックスするなど、遊び心もたっぷり。
「昔はロン毛でいかにもサーファーって格好をしていたけど、結婚するとき、奥さんの両親に挨拶に行く際に髪を切ったんです。そこから服装の視野が広がりました。
でも、今も根っこにあるのはアメカジ。それは変わりません」。
荒木大輔さん Age 44
「あまり海と街での格好を区別しておらず、街着で着倒したものが海に行くときの服になることが多い。また僕自身キャラがゆるい分、街での格好くらい小ぎれいなほうがいいかな(笑)」。
その言葉どおり、去年買ったというコートは品良く見えるトレンチ。女性デザイナーらしいアレンジに惹かれたのだとか。
「コンサバすぎるのはちょっと気恥ずかしい。このコートのように全体がゆったりしていると、安心感があるんです」。