まっとうな男にとって、メガネは最高に役立つファッション小物だ。なぜなら、視力を矯正するための道具であると同時に、顔の一部として、最も他人の目に映るアイテムだからだ。

あるときはさらりと知的に装い、またあるときには強い個性を主張する。
そんなメガネを、今気になるトレンド感あるものから厳選。マンネリにならず新鮮な気分で新しい1年を迎えるために、新しいメガネに替えてみませんか?

ファッション業界のメガネ好きの間で、最近注目されていた「クラウンパント」が本格的にブレイクしそう。

「クラウンパント」とは玉型の名称で、パント=丸みを帯びた逆三角形のボストン型のこと。その上部をスパッと一直線に断ち落とすことで、王冠=クラウンのようにも見えることから、クラウンパントという名称に。

’50年代のフランスで大流行したフレーム形状は、クラシックでありながらも、ちょっと新鮮な表情に見えるのがいい。

クラシックフレームが人気継続のなかに登場した新潮流「クラウンパント」。ぜひ次回のドラフト1位に指名してくれよな。

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普通に見えて普通じゃない感じ。それが笑顔の理由!
主張の強いフレームが苦手な向きには、こんな小ぶりで細身のやつがおすすめだ。黒に見せかけて、実は深みのあるクリアブルー、というさりげない心意気に心躍ったアナタはセンスがいい人だ。

メガネはクラシック派ならば「クラウンパント」を指名せよ
3万8000円/オブジェ×レインメーカー(オブジェ・イースト 03-3538-3456)

オリジナルも手掛ける人気アイウェアショップのオブジェ。

その本拠地がある京都で、上質な大人カジュアルウェアを発信しているブランド、レインメーカーとの共作。主張ある太めのフレームがごっつええ感じ。

メガネはクラシック派ならば「クラウンパント」を指名せよ
3万円/アヤメ 03-6455-1103

フレーム上部の直線が短いので、いわゆるボストン型に近い雰囲気で楽しめる“ちょいクラウンパント”。太すぎず細すぎずの程良いボリューム感も加わり、まさにオールマイティにデキるやつって感じだ。

メガネはクラシック派ならば「クラウンパント」を指名せよ
4万2000円/ジバンシィ(サフィロジャパン 0120-54-7750)

やや天地幅のある玉型が、シャープなブラックフレームを柔らかな顔つきにしてくれる。メタルテンプルを組み合わせたコンビデザインなのも、トレンド感があって、よろしい。

清水写真事務所=写真 石黒亮一=スタイリング yoboon(coccina)=ヘアメイク
川瀬拓郎=文