能登半島地震を受け、沖縄県内の医師らでつくる災害派遣医療チーム(DMAT)の第1陣が16日、石川県へ向けて出発した。南風原町の県立南部医療センター・こども医療センターに所属する5人が18日から21日まで、同県穴水町などで医療活動を行う。
 派遣されたのは、土屋洋之さん(医師)、大城敏朗さん(看護師)、屋良収人(なおと)さん(同)、前門悠さん(業務調整員)、座波克圭(かつよし)さん(同)。13日に厚生労働省DMAT事務局から沖縄県へ派遣要請があった。 那覇空港で開かれた出発式で土屋医師は「被災地のニーズに応えられるよう職務を全うしたい。沖縄から継続的に支援できるよう情報収集にも努める」とあいさつ。県の糸数公保健医療部長は「現地では感染症が広がっている。体調に気を付けて頑張ってほしい」と激励した。
 今後は第2陣(21~24日、ハートライフ病院)、第3陣(24~27日、中頭病院)、第4陣(27~30日、県立八重山病院)の派遣を予定する。第5陣以降も調整している。(社会部・下里潤)
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