[未来支える]
 那覇市の山城東雄(あずまお)さん(81)、さかゑさん(79)夫妻が浦添市伊祖の海邦銀行浦添支店の協力で「水彩画 二人展」を開いている。絵画が趣味の2人がそれぞれ描きためてきた水彩画計24点を展示販売中。
売り上げは全て子どもの貧困解消に取り組む「沖縄こども未来プロジェクト」に寄付する。26日まで。(社会部・又吉嘉例)
 建築家という職業柄、パース図を描く事も多かった東雄さんが「本格的に水彩画をやりたい」と15年前、さかゑさんを誘って始めた。東雄さんは識名園や御嶽など沖縄の原風景を、さかゑさんは花など静物を好んで描く。これまでに計130枚以上描き上げた。
 たまった絵を前に「いつまでも持っていても仕方ない」と考えた東雄さん。販売した上で、自身の設計事務所でも続けている同プロジェクトへの寄付を思いついた。「自分の孫を見ていると、その幸せをほかの子どもにもお裾分けしたくなった」と振り返る。
 子どもや親からの手書きのお礼が掲載された毎年の事業報告書を読んださかゑさんも「子どもに不自由な気持ちをさせたくない親の気持ちが伝わった。つたない絵だけど、次世代の沖縄を背負う子どものために役立つなら」と賛同した。
 海銀浦添支店としてもロビー展の開催は初めて。4月21日から会場を無償で提供している宮平良浩支店長は「絵も素晴らしいし、売り上げを寄付するという2人の思いを支えたかった。
『きれいね』とお客さんの反応も良い」と喜ぶ。30日現在、約6割が売約済みだ。
 昨年、日本画で沖展に入選した東雄さんは「これからも挑戦したい」と意欲。さかゑさんは「描いている時は集中するので気持ちの切り替えができる。楽しみながら描き続けたい」とほほ笑む。夫妻は「多くの人に見てもらい、沖縄の子どもの成長にも役立ちたい」と来場を呼びかけた。
絵画が趣味の夫婦 貧困解消へ売り上げを寄付 「沖縄の子どもの...の画像はこちら >>
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