メジャーリーグは、現地時間の4月の全日程を終えた。各球団が30~32試合を戦った。

 メジャー9年目を迎えたドジャース大谷翔平投手(31)は、23年以来3年ぶりに開幕から投打の二刀流でフル回転。3月にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場したが、ドジャースのワールドシリーズ3連覇へ向けて投打で順調なスタートを切った。

 打者としてはここまで29試合の出場で110打数30安打の打率2割7分3厘で、6本塁打、13打点、4盗塁とややおとなしめなスタート。だが、5、6月に向けて徐々に調子を上げていくのが例年の大谷。先端がくりぬかれたバットを使うなど試行錯誤だったシーズン序盤とあって、大谷自身も「前進はしているかなとは思いますけど、毎年シーズンの最初はこんなもんなのかな、いつも通りなのかなという印象かなと思います」と冷静に自己分析している。

 一方で好発進を切ったのは「投手・大谷」だ。ここまで5登板で2勝1敗、防御率0・60。開幕から5試合連続で「6回以上」「被安打5以下」「自責1以下」「被本塁打0」をクリアした史上初の投手となった。2度目の登板からは4登板連続で100マイル(約161キロ)もマークし、上々の成績を残している。

 受賞すれば自身初となる投手での月間MVPの有力候補にもなっている大谷。だが、投球回はここまで「30」で、規定投球回まで1イニング不足している。防御率のリーグトップはホームズ(メッツ)の1・75。

投球回に到達すれば断トツだ。

 ナ・リーグの投手の月間MVPは本命不在。防御率1位のホームズ(メッツ)、2位で1・88のエルダー(ブレーブス)、最多5勝のセール(ブレーブス)、最多51奪三振のミジオロウスキー(ブルワーズ)、4勝を挙げている昨季のサイ・ヤング賞右腕スキーンズ(パイレーツ)、WHIPが0・83で1位のグラスノー(ドジャース)らも好成績を残しているが、決め手に欠ける。

 これまで大谷は、打者の月間MVPを6度受賞。投手としては受賞したことがない。投手ではこれまで日本人では、野茂(2度)、伊良部(2度)、田中、ダルビッシュ(2度)、山本と5人で8度受賞している。

編集部おすすめ