KinKi Kids堂本光一(45)が9日、東京・帝国劇場で上演中のミュージカル『Endless SHOCK』の2018回公演を達成し、国内演劇の単独主演回数1位を記録。カーテンコールでは、2017回公演の記録を持つ森光子さんへの思いを語った。


 作・構成・演出・主演を光一が務め、2000年11月の初演『MILLENNIUM SHOCK』から続く同ミュージカルは、今年でラストイヤー。4月22日に大台の2000回を達成し、5月9日夜の部にて、森さんが舞台『放浪記』で1961年から2009年にかけて積み上げた国内演劇の単独主演記録2017回を超え、2018回を達成し、単独1位となった。

 森さんは『SHOCK』の2000年初演から体調を崩す直前の2009年まで毎年観劇に訪れ、光一を激励していた。体調を崩した後も弁当を届けるなどエールを送り、同じ道を行く後輩・光一を温かく見守っていた。光一も楽屋に森さんの写真を掲げ、大先輩へのリスペクトを抱き続けている。

 そんな大先輩の言葉が光一の原動力のひとつになっているそう。
2018回公演の快挙に「求めてくださる方がいるからと言うのは大きい」とした上で「森さんの言葉で有名な言葉ありますよね。『あいつよりうまいのに、なぜ売れぬ』って。自分はその逆で『あいつより下手なんだから、命を燃やさなきゃ』と思ってやってきました」とその原動力を明かし、「自分には何もないですから、とにかく命を燃やして輝きをお届けするしかないと思ってやってきた次第です」と謙そんした。

 そして、記録を更新したこの日は、森さんの誕生日。光一は「本当にびっくり。『合わせたでしょ』って思うでしょ。
本当に合わせてないんです。鳥肌が立ったんです」と、後からこのめぐりあわせに気づいたという。「毎年のように来ていただいて、昼夜(公演が)あるときは必ずお弁当をいれてくださって。支えてくださった母です。同列には並べないので、今も昔も偉大な尊敬する大先輩ですからその気持ちは変わりません」と尊敬の思いを語った。

 今後は31日までの帝国劇場(本編・エターナル編同時上演)、7、8月は梅田芸術劇場(本編のみ)、9月は博多座(本編のみ)、11月は再度帝国劇場(本編のみ)で上演する。


 この日のカーテンコールには、メインキャストの佐藤勝利(timelesz)、中村麗乃乃木坂46)、ふぉ~ゆ~(越岡裕貴松崎祐介)、島田歌穂のほか、サプライズゲストとして、梅田彩佳森公美子、前田美波里(Wキャストで今作出演中)、中山優馬上田竜也KAT-TUN)、米花剛史、町田慎吾、屋良朝幸今井翼も登場した。