大江キャスターは「結局、月曜日から金曜日まで、ひとりの人間がキャスターを担当していると、代わりの方がいないわけですよ。だから何かあっても自分が出なくてはっていう感覚でずっと生活していましたから、ある日パッと目を覚ましたら、目の前がぐるぐる回るっていう。メニエール病を発症した時とかも、這ってでも行かなければっていうので、とにかく這っていく」と告白。
続けて「体が壊れて、万全な状況ではないのに、でもやっぱりオンエアの時間というのは、ま、めぐってくるわけで、そこに合わせてどうにか体調の辻妻を合わせ、オンエアするっていう。見ている方にとっても、私が具合悪そうなのは失礼ですし、あとチームのみんなにとっても申し訳ないんですよね。せっかく頑張って仕事してきているのに、最終的に出すところでげっそりした人がなんかきつそうにしゃべっていて、そちらの方が気になってしょうがないってなると、素材をぶち壊してしまうっていう。そこだけが申し訳ないっていう気持ちでした」と振り返った。
大江キャスターは、福岡県出身、2001年入社。テレビ東京報道局に所属。政治・経済報道からバラエティ番組まで幅広く担当したのち、2013年ニューヨーク支局に赴任。毎日アメリカの経済情報を現地から中継で伝えた。14年に帰国し、同年春から『ワールドビジネスサテライト』のメインキャスターを務めてきた。また、バラエティ番組『モヤモヤさまぁ~ず』初代アシスタントとしても知られ、人気を集めていた。