俳優の畑芽育と7人組グループ・なにわ男子大橋和也がW主演した映画『君がトクベツ』がドラマ化、9月16日からMBS/TBSドラマイズム枠で放送される。このほど主人公で国民的アイドル“ライクレ”ことLiKE LEGENDのリーダー・桐ヶ谷皇太を演じる大橋が、ドラマの見どころや気になるLiKE LEGENDの交流を明かした。


 今作は幸田もも子氏による少女漫画『君がトクベツ』(集英社マーガレットコミックス刊)を実写化。過去のトラウマからイケメン嫌いになった黒髪メガネの陰キャ女子、若梅さほ子(畑)がある日、アイドルグループ「LiKE LEGEND」の皇太とまさかの出会いを果たす。2人の恋には、映画では描かれなかった続きがあったようで…。ドラマでしか見られない皇太目線のストーリーや、さほ子と皇太のその後の物語もたっぷり描く。

 さらにはLiKE LEGENDの黒髪クールガイ・遊馬叶翔(木村慧人)と国民的女優・七瀬えみか(矢吹奈子)のじれったい恋模様や、LiKE LEGENDの個性豊かなメンバー(山中柔太朗、大久保波留、NAOYA)の物語も。じれったいけど、思わず応援せずにはいられない最高に尊いドタバタ“うぶキュン”ラブコメディを展開する。

■ドラマ版ではアドリブも満載 畑芽育“さほ子”とのカワイイシーンの裏側でも…

――映画でも桐ヶ谷皇太は、ご自身にも近い役柄だったとおっしゃっていましたが、だからこそ演じるのが難しかった部分はありますか。

大橋:自分と近い役柄だからこそ、大橋和也+桐ヶ谷皇太でないといけないので、その二重の思考の中で“ちょっと違う部分”を見つけることが難しかったです。違いがあるからこそ役になりきれることがあるのですが、皇太はほぼ一緒やったので。ファンの皆さんの愛し方、リーダーとしてのあり方、愛され具合っていうところは、皇太のすごい部分で自分とは違うところだと思いました。僕の理想像が皇太なので、普段の自分よりも大げさに演じる必要があって、その絶妙なバランスが難しかったです。

――「似ている」とおっしゃっていたからこそ、ファンの皆さんは大橋さんが“こんな風に恋するのかな”とご本人と重ねてドキドキしてしまいそうです。


僕は「俺の彼女に何か用?」って外では絶対言わないですね。皇太は危機管理能力がちょっと低いのかなと思います(笑)。

――ドラマではより叶翔(木村慧人)とえみか(矢吹奈子)のカップルに焦点を当てて描かれていますが大橋さんはこの2人の関係をどう捉えますか。

さほ子と皇太のうぶな感じもすごく良いなって思うんですけど、やっぱり漫画では叶翔とえみかのじれったさ、言葉に表してないモノローグを見ていると、この2人の関係性はやっぱり好きですね。表では気持ちを隠しているのに、本音は「めっちゃ好き!」みたいな感じとか、漫画でしか描けないじゃないですか。叶翔とえみかの恋模様は、面白いです。

――現場で木村さんの演技をみて、これは女子がときめくな!と思った場面はありましたか。

「抱くぞ、おら」っていうセリフは、すごいですよね。いくらセリフとて、なかなか日常で言える言葉でもないから、僕はその時にもキュンとしましたね(笑)。そんなん言われたら、「え!? 抱かれんの!?」と思いますよね(笑)。

――皇太にはそこまで“オスみ”のあるセリフはない?

映画では壁ドンがありましたけど、今回のドラマでは結構、オスな部分が見れるかなと思います。男らしい部分もありつつ、皇太の一生懸命さがドラマですごく表れています。
恋も仕事もちゃんと両方を上手にできるように、という一生懸命さはすごく感じます。

――ドラマの中では、映画のシーンを引き継ぎ“実はあの時こうだった”という場面も結構あります。撮影では、映画とドラマで切り替えの意識はありましたか。

あまりなかったです。ただ、自由度はドラマの方が大きいかもしれません。結構アドリブが多くて、毎話ごとに1個は絶対アドリブがある。映画の映像もドラマで使ったりもしてるからそこまで違いはないですが、ドラマ第1話でいえば、皇太の家にさほ子が来てハンバーグを作ってくれるんですけど、油がはねるくだりがあって「あつ!ここ、なんかなってない?」って言った後から全部アドリブなんです。割と長めに撮っていて、さほ子も普通に畑芽育さんとして素の笑顔が出ている部分もちょっとあります。普通に笑ってるやん!って(笑)。やっぱりカットがかかるまで、ちゃんと演技しとかないといけないから、そこは畑さん、やっぱりさすがですよね。

――さほ子と皇太、2人のやりとりがかわいいです。

さほ子って結構毒舌だから、皇太が「ええ~」みたいにちょっとこう甘える感じもかわいいですよね。


――大橋さんからみたさほ子の見どころはどこでしょうか。

さほ子は素直で、いろんな表情をいっぱい持っている一方で、トラウマがあるからこそ人の言葉を素直に信じない、じれったい感じもある。皇太に出会ったことでトラウマを克服して、人をちゃんと好きになる過程がすごく面白い。皇太視点でさほ子を見た時に、さほ子の変化や成長もありつつ、自分をオープンにできてきていることがすごく愛らしく、ほのぼのと感じられたので、そこを見てほしいなと思いますね。

――さほ子のきゅんとする部分や好きな仕草はありますか。

いろいろなところで言っているのですが、僕は結構、さほ子の見た目がタイプなんです。後ろくくりの髪型も、綺麗な結び方というより、適当に結んでる感じも好き。ドンピシャですね。

■木村慧人から突然電話で告白「和くん、大好き!」“ライクレ”交流は現在も継続

――ライクレの他のメンバーとは撮影が終わってからも連絡を取り合っていますか。

もちろん!昨日は慧ちゃん(木村慧人)から連絡がありましたし、なる坊(大久保)も誕生日に「おめでとう」「ご飯、行きましょう」「待てません」って(笑)。みんな、かわいいんですよ。慧ちゃんから急に電話がかかってきたから「何?」って言ったら「和くん、大好き!」って…“え!”となりました(笑)。
慧ちゃんはほんまに甘え上手やし、柔ちゃん(山中)はしっかりしているけど、お笑いも好きやから、ちょっとボケたりもするし。なる坊は本当に弟、プリちゃん(NAOYA)は乙女でプリンセス。「ええ~やだ~」っていう感じがおもろい(笑)。みんなそれぞれ全然キャラが違うし、一緒にいて楽しいなって思う。また集まりたいですね。

――ドラマ版ではライクレの新曲とかもあったりするのでしょうか。

やる気はあります(笑)。歌番組でも違う曲ができたらいいなと思うんですけど、予定はないんですよね。言ったら作ってくれるかな~?バラードチックなのもいいですよね。慧ちゃんは普段はパフォーマーなので、こうして歌う姿を見られるのはこのグループだけやから、面白いなとも思います。

――今度はセクシー系…とか?

いいですね!“アダルティー”(笑)

――皆さんで集まって一番盛り上がった話題っていうのはどういう話題でしょうか。

ほんまに男子高校生みたいな感じなんです(笑)。
一回、誰の家で集まるかをじゃんけんしようって流れで、めちゃくちゃ盛り上がりました。誰の家にするか?をじゃんけんで決めようとした瞬間、撮影に呼ばれてしまったのでまだ勝負できていないんです。だから、次にみんなで集まった時はじゃんけんをして、誰かの家に集まって打ち上げをやりたいです。

――大橋さん的には皆さんがおうちに来てもオッケー?

…いや~(笑)。みんな、なにするかわからないからな。暴れ回りそう。でもやっぱり、じゃんけんの結果は絶対なので、拒否権とかないですから。でも、僕はなる坊の家に行ってみたいです。あんまり人を呼んだことがないらしく、不思議ちゃんでもあるので、どういう生活をしてるのかがちょっと気になります。

――ライクレがさらにパワーアップすべく、なにわ男子のメンバーを1人スカウトするなら誰をスカウトしますか。

トークを回す人があまりいないから…大ちゃん(西畑大吾)。大ちゃんに回してほしいですね。
僕が普段、ライクレでは話を回すことが多いのですが、あまり得意じゃないから大ちゃんに回してほしいな。

――ライクレの皆さんがこんなに仲良くなれた理由とかありますか。

共通点が多かった!観てる動画とか観てるアニメとか、波長が合いますね。

――キャリアも違う中で、皆さんにとって大橋さんは憧れの対象だったんじゃないかなとか思います。

なる坊は、僕と仕事する前から知ってくれていて、好きやったというのを聞いてうれしかったし、今もなにわ男子の曲でTikTokを撮ってくれたり。かわいいです。「よしよし」してあげたくなる。プリちゃんは「よしよし」っていうよりもあの我が道を行く感じで、ずっと盛り上げてくれるから、いてくれると場が明るくなりますね。なにわ男子のライブも全員が観に来てくれました。慧ちゃんと柔ちゃんとなる坊が一緒に観に来てくれて、その時に左手にピンクのハート型のなにかを持っていて「何それ?」と思ったら「君がトクベツ」と書かれた映画のグッズだったんです。ちゃんとファンの人にも宣伝していたんですよ。僕も思わず「ライクレポーズ」でファンサしちゃいました(笑)。僕も観に行きたいんですよ。なる坊のライブは観に行ったことがあって、「なる坊!」って叫んだので、周りの人にめちゃくちゃ見られました(笑)
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