今作は、映画『百円の恋』、連続テレビ小説『ブギウギ』などの足立紳氏が脚本・監督を務め、自身の家族をモデルに描くホームドラマ。“キレる妻”の朝山朝子(中村)と“残念な夫”の朝山賢太(小澤)が、罵倒と叱責、ときどき愛で家族の難題を切り抜けていく。
朝山夫妻のやりとりや、反抗期真っ盛りな高校1年の長女・蝶子(渡邉心結)、自閉スペクトラム症と診断され不登校気味の小学6年の長男・晴太(嶋田鉄太)など、リアルな家族描写が話題。さまざまなトラブルがありつつ、朝山家をモデルにした映画「夜山家の人々」の撮影が進む。
最終話は、賢太が初監督を務める「夜山家の人々」が公開となるが、朝子から賢太は衝撃告白を告げられ…、筋書きどおりにかず、予想のつかないラストとなる。
■中村アン コメント
『こんばんは、朝山家です。』いよいよ最終回を迎えます!撮影が終わりしばらく経つのですが、慌ただしく大変だけど愛おしかった朝山家に想いを馳せながら過ごしていました。家族それぞれが懸命に生きてる姿を、見届けていただけたらうれしいです。
■小澤征悦 コメント
いよいよ最終回。スタッフキャストの皆様、本当にお疲れ様でした。素晴らしい作品に参加出来て、本当に光栄でした。足立紳さん脚本の根底に流れる、家族に対する、そして人間に対する、深くて強くて優しい、愛。俳優部として、少しでもその「心」のようなものを表現しようと、頑張ったつもりです。人は1人では生きて行けない。さまざまな問題を抱えながら、それでも少しずつ、半歩ずつ、前に進む。時に痛みを伴いながら。時に、優しさを抱きながら。『こんばんは、朝山家です。』最終回、お楽しみに。
■最終話(第8話)「朝山家の人々」あらすじ
映画「夜山家の人々」は無事クランクアップを迎える。晴太の転校も完了し、ようやくひと段落ついた朝山家に、成瀬(土佐和成)が訪ねてくる。
中野(松尾諭)の話になると察していた賢太は、成瀬を前に居心地の悪さを感じてしまう。中野の実家まで線香をあげに行き、知り合いに声をかけ葬儀も行うという成瀬とは対照的に、中野のために何もしようとしない賢太は、「人を大切にする人だと思っていた」と失望を口にされ、返す言葉もない…。
そんな中で迎えた映画の公開初日。
朝子のある衝撃的な告白に賢太は動揺したまま、舞台あいさつに臨む…。