3人組バンド・Mrs. GREEN APPLEの大森元貴(Vo/Gt)、若井滉斗(Gt)、藤澤涼架(Key)が、りんご生産最上位を占める青森県と長野県の「グリーンアップル大使」に就任。その任命式がきょう12日、都内で行われ、りんごアレルギーを持っている大森は「いいんですか?」と驚いたことを明かした。


 大森は就任のオファーを受けた心境について「僕が一番驚きましたね、いいんだっていう…」と驚き。自分が食べられないことを忘れてバンド名を付けたと語るが、バンド活動10周年ということもあり、「初心を忘れずに活動していきたいと思いからつけたバンド名ですので、こうしてつながって応援できて、うれしいです。私は食べられないんですけども、全力で応援したいと思います」と意気込みを語った。

 その後のトークでも「我々自身が伏線を貼れていたんだなと。まさか青りんごを背負うことになるとは」としみじみ。改めて「10数年前に結成した日、ライブハウスで何人も(観客を)呼べなかった頃は、全くこんな(就任した)ことを想像してなかったんですけれども、本当にワクワクしています」とコメントし、「楽しくバンド活動を続けることが、青りんごの良さを伝えることだと思います。これからも精進していきたいです」と感謝を述べた。

 りんごの消費拡大を図るという共通の志を持つ両県が、ミセスを大使に任命し、りんご市場の全体の活性化を目指すプロジェクト。ミセスの特別デザインが施されたボックスに入った青りんごを順次全国で展開するほか、青りんごの魅力発信につながる企画を実施していく。なお、「青りんご」には、黄緑色および一部の黄色りんごも含まれる。

 なお国産の青りんご市場は、りんご全体の1割に留まるものの、糖度や香りの豊かさなどの魅力は広がりつつあり、両県によると、品種全体に占める割合は増加傾向にあるという。
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