番組冒頭、司会の黒柳徹子から「詐欺に遭ったんですってね」と聞かれ、「そうなんです。今はやりの詐欺。一番引っかからないタイプだと思っていたのに」などと振り返った。
被害について、知らない番号からかかってきた電話をとると「関東総合通信局の伊藤と申しますが、あなたの携帯番号で詐欺に逢っている人がいます。2時間以内に“湾岸署”に行かないと携帯を止めます」などと言われた。
仕事の都合もあり行けないことを伝えると、「今日は特別に内線でおつなぎします」と言われ、“湾岸署”の「田中さん」という刑事につながり、LINE電話で「今から尋問するのでと言われて…今からあなたは容疑者なので」などと会話したという。
高嶋は「後ろでもスピーカーで話している音とかが警察署の感じで」とリアルな状況を説明し、LINEを通じて免許証なども提示したという。
「(心臓が)バクバクしちゃって…」と不安でいっぱいななか、「マネーロンダリングの容疑者」という履歴が発覚したと言われた。数日前に息子の学費を送金したこともあり、「それが思われたのかな…とか。いろんなことが駆け巡っっちゃって」と語り、さらに「警察署にも内通者がいる可能性があるので、絶対に人には言わないように」と言われ、その後も2時間おきに「田中刑事」とLINEでやり取りしていたという。ことばの語尾が急に大きくなるなど、話し方の特徴も細かく伝えた。
「夫が帰宅しても言えず、調べてもいけないと言われて」と、ネット検索すると、その履歴のせいで「あなたの罪が重くなる」と指摘されたという。「夜は涙で枕を濡らし…バカだから。次の日も田中さんとやり取りして、なんかおかしいなと思っていたら、(そのタイミングで)向こうから連絡が来るんですよ」と振り返った。
次第に怪しいと感じつつも、「田中さんのことを味方だと説明したいので」として名刺や警察手帳を求めると、相手が次第に大きな声を出して「あなた自分の立場わかってます?」すなど様子がおかしくなっていったという。そこで「息子の使っていない携帯を使ってWiーfiで調べたら、一発で詐欺と出て来たんですよ」とした。
その時点で「それが3日目」。事件が発覚し、「夫からめちゃくちゃ怒られました」と反省。警察に被害を通報すると、「湾岸署の正式名称は違います」「一番引っかかりやすい人は、1聞かれて10答える人」と言われたことも説明した。
なお、『ザワつく!金曜日』で共演する長嶋一茂と石原良純に話すと「毎日これ、俺たちがやってるやつだよ!」とも指摘されたという。
高嶋は視聴者に「知らない電話には出ないようにしてください。留守番電話機能を付けるのもいいと思います」と呼びかけ。黒柳は「高嶋さんのような人でも引っかかるんですから、本当にみなさん気を付けましょう」と呼びかけた。