ヒップホップアイドル・lyrical schoolが19日、東京・恵比寿LIQUIDROOMでワンマンライブ『lyrical school tour 2026 “GOODBYE”』を開催した。1月に発表されていたとおり、この日がlyrical schoolとしての最後のステージとなり、2010年10月の始動から約15年にわたって活動を続けてきたグループが、ラストライブをもって解散した。


 現在のlyrical schoolは、minan、hana、mana、malik、reina、tmrw、ryuya、sayoによる男女混成8人組。結成当初はtengal6として活動をスタートし、メンバーチェンジを重ねながら、アイドルシーン、ラップシーン、ポップスシーンを横断する存在として独自の立ち位置を築いてきた。2023年には男性を含む新メンバー7人がminanのもとに加わり、現在の体制となった。

 東名阪ラストツアー『lyrical school tour 2026 “GOODBYE”』のファイナルとなった恵比寿LIQUIDROOM公演。ソールドアウトとなった会場は満員の観客で埋まり、開演前からラストライブへの熱気が充満していた。大歓声の中、DJのreinaに続いて7人がステージに登場すると、ライブは「brand new day」から「4EVER YOUNG」でスタート。「いつもどおりやりましょう!」という言葉を合図に、待ちわびたフロアは一気に熱を帯びた。

 客席では手が左右に揺れ、序盤から大きな一体感が生まれていく。ステージ上のメンバーも楽しそうな笑顔を見せながら、エネルギッシュにパフォーマンス。「いろいろ考えずに楽しむ気持ちだけをリリスクに預けてください」と呼びかけると、クールなヒップホップナンバーを連発し、会場の熱気をさらに引き上げていった。

 楽曲ごとにフォーメーションにも変化をつけながら、カラフルなバリエーションでステージを展開。「House Party」では会場から大コールが上がり、フロアの熱量はさらに高まった。


 MCでは、前体制から現体制へと活動をつないできたminanが「好きになってくれた時期とか期間とかは関係なく、ここにいてくれることが本当にうれしい。今日は15年の歴史を感じられるセットリストです」とコメント。その言葉どおり、ここからは「OK! -2024- 」「夏休みのBABY」「FRESH!!!」「プチャヘンザ!」と、グループの歩みを感じさせる楽曲が続き、会場には大きなクラップとジャンプが広がった。「moonlight」では青いライトが会場全体を照らし、幻想的な世界観を作り出した。

 ロングMCでは、進行が押している状況にも「最後だから!」と、メンバーそれぞれの思いがあふれた。寂しさと感謝を伝える言葉が続く中、同グループのオーディションに2回参加したmanaは「今もまだ解散ライブとは思えない」と涙を見せながら、「リリスクと過ごせた時間が幸せでした。幸せな時間が終わってしまうのは寂しいけどまたどこかで会いましょう!」と語った。

 minanは、プローデューサーのキムヤスヒロ氏とグループの15年間に関わってきたすべての人への感謝を口にしながら、「元メンバーも、大好きな今のメンバーもありがとう!」とコメント。さらに「私はlyrical schoolのminanが世界で一番カッコいい、最強のアイドルだと思っています。自分のことを好きにさせてくれてありがとうございます。感謝してもしきれないです」と涙ながらに語り、会場はその言葉を大きな拍手で受け止めた。

 その後は、メンバーが肩を寄せ合いながら「GIZMO」「GOODBYE」などを披露。
別れの場でありながら、未来へ向かう希望を感じさせる楽曲が続き、会場は寂しさだけではなく、前向きな空気で満たされた。

 ラストは2023年に8人体制の初披露曲としてリリースした「NEW WORLD」をパフォーマンスし、最後までlyrical schoolらしいファンキーでスタイリッシュな世界観を貫きながら、ステージを締めくくった。「ありがとうございました!」というminanのあいさつに応えるように、フロアからは鳴り止まない「ありがとう!」の声が響いた。

 2010年の始動以来、メンバーチェンジを重ねながら活動を続けてきたlyrical school。ラップを中心に据えたスタイルで、アイドル、ヒップホップ、ポップミュージックを行き来してきたグループは、この日の解散ライブをもって約15年半の活動に幕を下ろした。
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