本作は、三宅がリスペクトするアーティストMONO NO AWAREとのコラボレーションによって完成した。これまでも提供楽曲を歌うことと向き合ってきた三宅が、自らが心から敬意を寄せるミュージシャンたちと対話を重ね、自身の解釈と感情を乗せて歌声=命を吹き込んだ、キャリアの集積とも言える作品がまたひとつ誕生した。
さらに、これは「自分が本当に好きな音楽」と「届けたい音楽」を結び直す試みでもある。昨今の三宅は自身の楽曲を通して、楽曲を提供するアーティストや新たな才能を積極的に紹介するなど、音楽の循環を生み出す存在としての在り方も提示している。
そんな中、「さいわい」の制作に着手したのは2024年12月。リモートミーティングやDEMO制作を重ね、2026年春、レコーディング、MIXをバンドメンバー同席のもとに完成させた。同楽曲について三宅は、自身のSNSで“生と死のあわい、その中にある「さいわい」をそっとすくいあげた一曲”とつづっている。
楽曲の着想は、三宅自身が人生観や死生観といった生きることの本質について考えることになったきっかけの出来事を打ち合わせで語ったところ、MONO NO AWARE玉置氏が、『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治作)を連想し、インスパイアされたことがベースとなっている。
「人の生きる意味とは」という問いに対して「他者との関わりの中にこそ、その答えがある」という前向きな視点を礎に繊細に紡がれるリリックと浮遊するエモーショナルなサウンドが重なる音像からは、迷いや矛盾、喪失を抱えながらも前進していく、人間ならではの生命力を感じさせる。
「さいわい」は、4月20日から22日に開催された『toHEROes~TOBE 3rd Super Live~』バンテリンドームナゴヤにてサプライズ初披露された。さらに、あすからは北海道公演2Daysを控えており、パフォーマンスにも注目が集まる。
【MONO NO AWARE コメント】
なぜ終わると分かって生きているのか。
【三宅健 コメント】
お祭りの熱を抜けた帰り道、ふと見上げた夜空が、人の群れのように見える瞬間がある。遠い光なのに、なぜか誰かの気配だけが残っている。
この曲は、「なぜ終わりを知りながら、人は生きているのか」という問いから始まりました。
でも、答えを探す曲にはならなかった。
迷いや矛盾、喪失を抱えたまま、誰かと関わり、離れ、また思い出しながら進んでいく。
その流れの中に、名前のつかない“さいわい”がある気がしています。
どこか遠い夜の列車みたいに、気づけば時間だけが過ぎている。
そんな一曲になりました。


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