21年目を迎えたアイドルグループ・AKB48が第22期生オーディションを開催、現在エントリーを受け付けている(5月24日まで)。応募にあたって、20期研究生の大賀彩姫(おおが・さき)、近藤沙樹(こんどう・さき)、21期研究生の森川優(もりかわ・ゆう)、渡邉葵心(わたなべ・きこ)ら、これからのAKB48を担うフレッシュなメンバーにインタビュー、応募のきっかけからオーディションのエピソード、これから応募を考えている人へのエールまで話を聞いた。


■20期研究生・大賀彩姫&近藤沙樹×21期研究生・森川優&渡邉葵心インタビュー

――最初にアイドルや芸能界を目指そうと思ったきっかけと、AKB48のオーディションに応募したきっかけを教えてください。

【大賀】「幼少期は、歌って踊るアイドルというキラキラした存在がすごく羨ましくて、自分がなりたいというより“いいなぁ”って漠然と思っていたんです。高校3年生という進路を考える年齢になったとき、最後に1回くらい挑戦してみようかなという気持ちになって、AKB48のオーディションを見つけて“これだ!”と思って応募したのがきっかけです。昔からずっとなりたかったというよりは、募集を見つけた時の衝動で決めてオーディションに応募しました」

――それまでは、AKB48やアイドルに対してどんなイメージをもっていましたか?

【大賀】「AKB48の全盛期と呼ばれる時代に幼稚園生だったので、私にとっては現実世界にいる“プリキュア”みたいなイメージで、すごくキラキラした存在でした」

【近藤】「私はお姉ちゃんの影響で小さい頃からダンスを習っていて、ダンスを始めてすぐの時からアイドルになりたいと思っていました。アイドルのオーディションをたくさん受けるようになって、お母さんが見つけてくれたAKB48のオーディションに、12歳のときに応募しました」

――お母さんのほうがAKB48の初期メンバーの年齢に近いぐらいですね。

【近藤】「きょうだいもAKB48の楽曲をよく聴いていたので、家族みんな大好きなAKB48のオーディションに挑戦しました」

【森川】「私は中学生ぐらいの頃にアイドルに興味を持ってダンススクールに通い始めました。スクールの方に声をかけていただき、韓国の事務所に行くことになって、中学3年生から約2年間、韓国で練習生として生活しました。高校1年生の夏に日本に戻ってきた時、またK-POPアイドルに挑戦するか、諦めて大学受験に専念するかで悩んでいたのですが、たまたまAKB48の21期研究生の募集の告知動画を見た瞬間に“受けなきゃ!”と思ったんです。これがダメなら諦めて勉強に専念しようと思って、AKB48だけを受けることにしました」

――韓国のアイドルからAKB48への路線の変更はどういう心境だったんですか?

【森川】「韓国では約2年間活動して、やり切った想いがあったんですが、アイドルは諦めきれなかったんです。AKB48は小学校の給食時間に『365日の紙飛行機』が流れていた思い出がありますし、あとは本田仁美さんなど、今K-POPで活躍されている方も所属されていたグループだから、親近感があっていいなと思って受けようと思いました」

【渡邉】「私は幼少期からずっと、アイドルになりたい、芸能界に入りたい、という想いが強くて。高校3年生で進路を決める段階でも、担任の先生や親にアイドルになりたいということを伝えていたんです。21期オーディションは地元の秋田でも審査が行われたんですが、そのときに担任の先生が“秋田でオーディションがあるけど挑戦しないの?”と声をかけてくださったんです。
私も秋田のオーディションのことは知っていたんですが、大学生でいられる間はギリギリまだいいかな…と言い訳して後回しにしていたところに、先生からの一押しがあって。後悔するよりチャレンジしてみようと思い立って応募しました」

――オーディションの時に記憶に残っていること、そしてどうやって自分をアピールしようと思ったかについて教えてください。

【大賀】「オーディションで一番記憶に残っているのはスチール撮影です。実際にAKB48の研究生が着用している制服を着させていただいて、プロのヘアメイクさんが付いて写真を撮っていただくという審査があったんです。私はオサレカンパニーさんが作るAKB48の衣装が小さい頃から大好きだったので、本物のAKB48の衣装を着られたということが強く印象に残っています。
でも、私は4次のダンス審査の前に貧血で倒れてしまって、審査前の1時間の振付けレッスンが受けられなかったんです。別室で休ませていただいている時、スタッフさんが“挑戦してみる? どうする?”と聞いてくださって、その言葉でもう一度気持ちを上げて、ここまで来たなら最後までやってみようと決意しました。自分の前の一組が踊っているところを瞬きせずに真剣に見て、その1回で覚えてやるぞと必死に振りを入れてダンス審査に挑みました。他の子よりも不利なことは分かっていたので、審査員席の真ん中にいる、ひときわ存在感のある方に指差しや、ウインクをしてみたりして、自分なりのアイドルを全力でアピールすることを徹底しました。絶望からの必死の頑張りを、逆に評価していただけたのかなと思います」

【近藤】「私も4次審査のダンス審査が一番記憶に残っています。ダンスが得意だったので大丈夫だと思っていたのですが、自分が習っていたダンススクールは何ヵ月かかけて一曲を仕上げて披露していたのに対して、1時間という短い時間で覚えなくてはいけないことにびっくりしました。20期研究生の課題曲は『希望的リフレイン』だったのですが、パニックになりながらも短い時間で急いで振り入れして、なんとか踊ることができました。
私はみんなより身長が低かったので、周りの人よりも一番大きく動こうというのを目標にして踊ったり、目の前のダンスの先生にものすごいアピールをしました」

【森川】「記憶に残っているのは、2次の自己PR審査です。みんなと同じことをしていたら絶対に印象に残らないと思って、体が柔らかいのでY字バランスのさらに上を行くI字バランスをしながら得意の韓国語や早口言葉を言ったり、1分間にいろんなことを詰め込みました。その時、厚底の靴を履いていたのでちょっとコケちゃったんですけど、印象には残せたかなと思っています。
3次のダンスの審査では、予告されていないダンスを先生に教えていただいて、その場で踊るという審査があることを知っていたので、これが出そうだなという曲を10曲ぐらい絞って、事前にサビの振付を覚えて行きました。振り覚えには苦手意識があったんですが、たまたまその中の曲が当たって、よかったなと思っています」

【渡邉】「私も2次審査の自己PRが印象に残っています。私の特技は水泳やドラムなど、物や場所がないとできないものばかりで、歌やダンスだとかぶったり埋もれたりしてしまうかもしれないと思って、当日ギリギリまで悩みました。結果的に“側転します!”と、広い会議室の端から端までできる限り回って、ロンダートで綺麗に着地して“とにかく私はAKB48が好きでアイドルになりたいです!”と一言伝えて終わりました。その場の自分の気持ちをぶつけられたのでよかったと思っています。
3次の歌唱とダンスの審査の時は、吹奏楽や文化祭の経験で人前に立つことには不安はなかったのですが、ダンスや歌を一人で披露したことがなかったので不安でしたし、実力でいったら埋もれてしまいそうなので、審査員の方一人一人と、こっちを向いてもらえるまでしっかり目線を合わせるということを意識しました。お陰で、次の審査に行った時に見覚えのある顔の方がたくさんいらっしゃったので、見ておいてよかったなと思いました」

――晴れて合格してAKB48の一員としての活動がはじまったわけですが、活動のなかで嬉しかったこと、大変だったことなど、印象に残っていることを聞かせてください。

【大賀】「アイドルって、テレビで見ている以上にすごく大変なお仕事だなというのを感じています。コンサートや劇場公演で何十曲も連続で踊ったり、歌詞を覚えたり、ステージ移動の導線を覚えたりするのが、想像していた以上に大変だということを感じています。
あと嬉しかったことですが、AKB48に入ってから雑誌の撮影だったり、番組のロケで声優さんの体験をさせていただいたり、先日は田植えの体験をさせていただいたり。そういうふうに歌って踊るだけじゃない活動をさせていただけていることがすごく嬉しいです。初めてのことばかりで楽しいですし、自分も成長できていると思います」

【近藤】「加入してすぐに20期研究生として劇場公演デビューさせていただいたんですが、16曲を覚えて、歌割りや立ち位置も初めてのことだらけでした。20期研究生は3人しかいないんですが、導線の確認など難しい部分もあって、過去の先輩方の動画を見ながら練習したのが大変でした。
嬉しかったのは、20期研究生の1周年を記念した公演です。いつも応援してくださっているファンの方がお祝いしてくださり、劇場全体がいい空気に包まれて、絆がもっと深まって楽しい公演になりました」

【大賀】「その日は20期研究生を推してくださっているファンの方しかいなかったので、団結力をいつもより強く感じました。私たちのお披露目から見てくださっている方もいっぱいいらっしゃったので、すごくアットホームな雰囲気で楽しかったです!」

【森川】「AKB48は他のアイドルよりも人数が多くて、同期や先輩方がいるので、そこがすごいいいところだと思っています。同期はいつも一緒に練習を頑張ったり、支え合ったり、お互いに切磋琢磨し合える仲間として、いつもありがたいと思っています。先輩方は、まずはすごく優しい。入る前はちょっと怖いのかなとか思ったんですけど、実際に入ってみたらすごく優しくて、できないこともいっぱい教えてくださいます。多くの見本となる先輩方がいるAKB48はすごく良い環境だと思います。21期研究生はまだ正規メンバーではないのですが、研究生にもたくさんのチャンスを与えてくださいますし、練習だけではなく劇場公演に出させていただいたり、様々な活動ができるのがありがたいなと感じています」

【渡邉】「印象に残っているのは、日本武道館でお披露目させていただいたことです。
今着ている研究生の衣装を初めて着て、リフターで少しずつ上がって…一人ずつ振り返ってやっと初めてファンのみなさんを目の前にしました。お披露目の1週間以上前から、震えてご飯も食べられないぐらい緊張していたんですが、ステージに向かってファンの方が温かい声援をくださったり、温かい目で見守ってくださっている雰囲気がとても印象に残っていて、AKB48に21期研究生として加入できたことがすごく嬉しいなと思いました」

――さきほど同期についての話がありましたが、同期はやはり特別な関係なのでしょうか?

【大賀】「私たち20期研究生は3人しかいないので、その分絆がより深く、3人で仲が良い感じです。AKB48は選抜に選ばれる選ばれないということがあるグループなのですが、そんなときも同期が支えてくれたり、同期だからこそ人一倍応援したい、お祝いしたいという気持ちを持っているので、やっぱり同期は特別だなって感じます」

【近藤】「私は20期研究生の中でも最年少なので、私が困っている時にもすぐに助けてくれて本当に心強いです。私はMCがあまり得意ではないんですが、大賀彩姫ちゃんが一緒に文章を考えてくれたり、丸山ひなたちゃんはMCをどうやって言えばいいのか助けてくれたり、いろんな面で支えてくれて、本当にいい同期だなって毎回感じています」

【森川】「21期研究生は地方から来たメンバーが多くて、他の期の先輩方と比べて年齢がかなり近くて、大きくても3コ差なので、みんな友達みたいに仲良くしています。期ごとのカラーがあるのも、AKB48の魅力の一つなのかなって感じます」

【渡邉】「21期研究生は、年齢が近い分、友達感覚でいろんな相談ができたり、思っていることをいっぱい共有する回数が多いので、そんな5人で集まれたことがすごく嬉しいです」

――22期の応募を考えている人も、かけがえのない仲間と出会えるかもしれませんね。では、22期オーディションに応募する人に向けてのメッセージをいただけますか?

【大賀】「私はオーディションで倒れてしまった経験があるからこそ、例えばトラブルがあったとしても諦めない心を持つことが、実力以上に重視されるのかなって感じています。何があっても絶対に諦めないで挑戦してほしいです。今回、TikTok応募枠は年齢制限が無くて、通過すれば書類選考が免除されるので、年齢の関係で応募できなかった人にも挑戦してもらえる機会だと思うので、少しでも迷っていたら挑戦してほしいと思います」

【近藤】「私は応募するとき年齢が下限ギリギリだったんです。TikTok応募枠は年齢制限がないので、私よりも下の子や私と同い年ぐらいの子にもたくさん応募してほしいです。そして、ダンスや歌に自信がある子も、ぜひこのオーディションで発揮してもらえたらと思います」

【森川】「私自身、AKB48のオーディションを受けるかどうするかですごく悩んだんですけど、今改めて受けて良かった、入って良かったと本当に思っているので、今迷っている人は『受けない選択肢はない』と思ってます!」

【渡邉】「私は幼少期からアイドルが好きだったんですが、チャレンジするまでに至らないことが多かったんです。今ここにいて思うのは、少しでもやりたいという気持ちがあるならチャレンジしてほしいということ。不安なことがあっても“AKB48に入りたい”“アイドルとして活動したい”という気持ちを伝えたら、それを受け取ってくれる方がいるので、全力をぶつけてほしいなと思います」

――ありがとうございます! 今回せっかく皆さんにお話を聞いたので、最後にそれぞれ自分のアピールをしてください! セールスポイントや頑張りたいこと、将来の目標や夢を語ってください。


【大賀】「私はAKB48の中で今一番身長が高いので、それを活かした大きなパフォーマンスをしたいですし、それを課題に頑張っています。そして身長があるので、雑誌のモデルさんなどマルチに活動の幅を広げたいです。雑誌を見て、それをきっかけにAKB48を知ってくださる方が増えたらいいなという野望を抱いています。
あと、新ユニットのバンドにベースとして選んでいただいています。まだ『ヘビーローテーション』1曲を国立代々木競技場 第一体育館でお披露目させていただきました。もっとレパートリーを増やして、バンドだけのイベントや、バンドでフェスに出たり出来たらいいなと思っています」

【近藤】「私は現在最年少として、パワフルさやフレッシュさをもっと出していきたいです。そしてダンスが得意なので、ダンスで引っ張っていける存在になりたいです。そして68thシングル(8月19日発売予定)の表題曲の選抜メンバーに初めて選んでいただいたので、AKB48の中心メンバーとして全力で頑張りたいと思っています。バンドでもドラムに選んでいただいたので、もっと練習して、将来的にもっと叩けるように頑張りたいです」
【森川】「私は韓国語ができるので、それを活かせる活動ができたらいいなと思っています。あとはセンター分けのヘアスタイルもあまりいない珍しいタイプのメンバーだと思うので、誰とも被らない唯一無二のメンバーになれるように頑張ります。そしてまずは、選抜メンバーに選ばれることを目標として頑張っています」

【渡邉】「私はドラムや、ロンダート、水泳などいろんな特技を持っていて、お笑いが趣味だったり様々なことに興味があるので、いろいろな場面で活躍できるようなメンバーになりたいです。バラエティが大好きなので、自分の殻を破って、自信をつけて、みんなを笑顔にできるように、トーク力も磨いていきたいと思っています。

そして、選抜メンバーに選んでいただけるように、先輩方のように軸がしっかりある、ブレずに大きく踊るパフォーマンスができるように、頑張っていきたいと思っています」

■プロフィール

【20期研究生】
●大賀彩姫(おおが・さき)
2006年5月16日生まれ(19歳)、福島県出身
2024年12月20日お披露目
身長168cm
グループ約7年ぶりの新ユニットであるバンドでベースを担当

●近藤沙樹(こんどう・さき)
2012年2月23日生まれ(14歳)、愛知県出身
2024年12月20日お披露目
バンドにてドラムを担当
67thシングル「名残り桜」のカップリング曲「初恋に似てる」にてセンター
68thシングル(8月19日発売予定)の表題曲選抜メンバーに初選出

【21期研究生】
●森川優(もりかわ・ゆう)
2008年6月24日生まれ(17歳)、兵庫県出身
2025年12月4日お披露目
特技:韓国語、空手、柔軟。空手の黒帯、バレエ

●渡邉葵心(わたなべ・きこ)
2007年7月12日生まれ(18歳)、秋田県
2025年12月4日お披露目
趣味:カラオケ、お笑い鑑賞、カフェ巡り
特技:ドラム、水泳、ロンダート、長距離走、マシュマロ焼き
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