舞台あいさつに先立ち、舘はサプライズで劇場売店に登場。映画ロゴ入りの赤いエプロンを身に着け、スタッフとしてポップコーンやドリンクを来場者に手渡した。
商品番号を読み上げたり、自らポップコーンをトレーに載せたりするなど、スタッフの一員として奮闘。突然の登場に観客からは歓声が上がり、売店は大きな盛り上がりを見せた。
このサプライズ企画について舘は、「もう少しパパパっと配れると思っていたら、意外と時間がかかりました(笑)。でも、ちゃんと渡せてよかったです」と笑顔で振り返った。
舞台あいさつでは、「TOHOシネマズ名古屋栄のオープン記念試写として『免許返納!?』を上映していただくことに心から感謝しています」と劇場のオープンを祝福。作品については「1994年公開の『免許がない!』のオマージュとも言える作品です。公開から約30年、また南条弘がスクリーンに戻ってまいりました。笑いもあり、涙もある素晴らしい映画に仕上がっていると自負しております」とアピールした。
舘が演じる主人公・南条弘については、「南条弘はすべて私自身と言いますか、セコい奴なんですよ(笑)。ですから私に似ているかなと思っています」とコメント。「セコいところだけじゃありませんから(笑)」と続け、会場の笑いを誘った。
また、南条のマネージャー・川奈舞を演じた西野七瀬との共演についても言及。「最初は南条を立てる真面目なマネージャーだったんですが、それでは面白くないと思って、もっと南条を冷たくあしらってほしいとお願いしました」と裏話を明かした。
さらに、事務所の後輩で、南条との出会いによって人生が大きく変わる少年・来宮亮を演じた黒川想矢については、「気持ちで芝居ができるいい俳優。16歳の彼から学ぶことがいっぱいあった」と絶賛した。
地元・名古屋での思い出を聞かれると、出身校である千種高校時代を回想。「駅を出てから高校までの道は、当時まだアスファルト舗装されていなかったので、好きだった女の子に見せようとピカピカに磨いた靴がすぐ泥で汚れてしまった」と、青春時代のほろ苦くも微笑ましいエピソードを披露した。
最後にお気に入りのシーンとして終盤のアクションシーンを挙げ、「乱闘シーンで、最初の台本では西野くんは見ているだけだったんです。でも、それでは面白くないと思って(乱闘に)参加してもらいました。吹っ飛ばされたり、足にしがみついたりするシーンが印象的です」と撮影秘話を明かした。
会場は公開を目前に控えた作品への期待感に包まれ、舘の凱旋イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
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