最後の講義については、22日に公開された動画内で、五郎さんの死去を伝えたマネージャーが「山田らしい最後の講義が一本残っております。自分の死期を悟り本来なら講義のできない体でしたが、最後に皆さんに伝えたいと無理をして収録をいたしました。テーマは『メメント・モリ』です」と告知していた。
動画の概要欄では「本講義の最後に、山田五郎から皆様への言葉がございます。この動画は、五郎さん本人より「このかたちで収録ができるのはたぶん最後だから」との言葉があり、なるべく普段通りに撮影されました。五郎さんのメッセージを皆様それぞれに受け取っていただけましたら幸いです」と伝えられている。
その言葉通り、鼻にチューブをつけた状態で、時折ゆっくりと呼吸する様子も見られたが、五郎さんは通常通りに講義を展開。「メメント・モリ(死を忘れるな)」をテーマに、和洋の骸骨を描いた作品を紹介した。
そして動画の最後「山田五郎からのメッセージ」でスタッフから「きょうの収録、五郎さん体調つらそうなので、だったら休んでもいいんじゃないかなと思ってしまうんですけど、それでもこうやってやっていただけるのは、どういうお気持ちから?」と尋ねられた五郎さんは「それは、メメント・モリの対句である『カルペ・ディエム』(きょうの花を摘め)だよ。今摘まなきゃ、あしたは無理だ。今できることは今やる。そんなつもりで…。これもう、あしたできないもん」と講義するのも難しい健康状態の中で最後の授業に臨んだ思いを語った。
山田五郎さんは、1958年生まれ、東京都出身。82年、講談社に入社し、雑誌『Hot-Dog PRESS』の編集長などを経てフリーとなる。『百万人のお尻学』や、『知識ゼロからの西洋絵画入門』、『銀座のすし』などを執筆していた。また、バラエティー番組『タモリ倶楽部』や、情報バラエティー番組『出没!アド街ック天国』などにも出演し、テレビもその博識ぶりを披露していた。

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