俳優の北村匠海が30日、都内で行われた映画『しびれ』(9月25日公開)完成披露上映会に宮沢りえ、内山拓也監督とともに登壇した。北村が声を発しない主人公を演じ「とても楽しかった」と振り返った。

 本作は、新潟を舞台に、居場所とアイデンティティを模索する孤独な少年が、息をのむような大きな愛を知るまでの20年間を描いた物語。

 かなり前に初めてオファーを受けたという北村は「やっとこの日を迎えられた」と、ついに迎えた完成披露にしみじみ。映画を観終わった観客に「同じ感情を僕らと共有してくれたんだなという雰囲気を感じています」と語りかけた。

 北村演じる主人公・大地は、声を発しない役どころ。そのことについて北村は「言葉を発さない役って、しばりや枷があるような感じがするんですけど、役者としては可能性が無限に広がる感覚があって。せりふで説明しないからこそ、人の心の温度などにすごく敏感になれるので、とても楽しくお芝居ができた」と話す。

 周囲からのイメージとは逆に「すごく自由度の高い役だなと思っていました」とし、「だから“難しさ”ではなかった」と回顧した。

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