熱い応援文化で知られるJリーグ。しかし、その熱狂が暴走したとき、待っていたのは“無期限入場禁止”だけではありませんでした。
2025年7月5日に神奈川県横浜市・ニッパツ三ツ沢球技場で行われた「横浜FC対横浜F・マリノス」戦で、一部サポーターが発煙筒やロケット花火を使用した問題をめぐり、関与者ら40名が、総額585万円に及ぶ損害賠償金全額の支払いに応じていたことが明らかになりました。
■ 規制線を越え発煙筒やロケット花火を発射 開門遅延の大きな被害
横浜F・マリノス、横浜FC、およびJリーグは2026年5月20日、2025年7月5日の明治安田J1リーグ第23節「横浜FC対横浜F・マリノス」戦における、一部サポーターによる試合運営管理規程違反行為について民事上の示談が成立したと一斉に発表しました。
本事案は、試合当日の16時15分頃、スタジアム場外において一部の横浜F・マリノスサポーターが規制線を越えて行進し、その過程で発煙筒およびロケット花火を複数回発射・投げ入れたものです。
これにより、スタジアム場外のキッチンカー付近にあった看板へ直撃したほか、横浜F・マリノスのスタッフに被弾して衣服が損傷する被害が発生しました。さらに事案発生後、安全確保のために緊急の手荷物検査が実施された結果、開門時間が大幅に遅延。多くの来場者がキックオフ後に入場を余儀なくされるなど、試合運営に多大な影響を及ぼしました。
両クラブおよびJリーグは、弁護士等の専門家に調査を委託。徹底した事実関係の糾明を進め、法的責任の追及を免れない事案として厳正に対処する方針を堅持してきました。
調査の過程で、対象となった行為者らが自らの違反行為を全面的に認め、経済的損害を全額補塡する意思を明確に示したこと、ならびに真摯な反省と再発防止への誓約がなされたことから、全損害額の賠償を条件に民事上の示談締結へと至りました。なお、示談成立に先立ち、対象者から両クラブに対して直接の謝罪が行われています。
なお、2025年10月7日の時点において、本件事象に関わったとされる4つのサポーター団体の活動禁止、およびサポーター73名に対する無期限入場禁止措置が講じられています。
■ クラブの強い決意にSNS上で肯定的な声 Jリーグも全クラブへ周知
損害賠償の具体的な内容が公表されたことを受け、SNS上では両クラブの対応に対して肯定的な意見が数多く寄せられています。
「出禁等の独自処分に留めず、法的措置で責任を取らせるとこまでやりきったのはとりあえずよかった」「今まで損害賠償の内容を公表することあったかな。すごいな」「損害賠償をさせたことは抑止効果としては大きいと思う」といった声が上がり、毅然とした態度での決着を支持する見方が強まっています。
横浜FCは今回の法的措置(損害賠償請求)の完遂について、「スタジアムの安全を脅かす行為には厳正に対処するというクラブの強い決意を示すもの」と表明。
横浜F・マリノスも「クラブとしての責任を重く受け止め、観戦ルールの徹底および啓蒙活動を実施していくとともに、悪質な違反行為に対しては必要に応じて法的措置も含め毅然と対応をしてまいります」とコメントしています。
また、Jリーグ側も公式声明にて「スタジアムに訪れる全ての方々のご協力のもとで、安心、安全な観戦環境が成り立っています」と前置きし、「いかなる理由があろうと、安心、安全な観戦環境を脅かす身勝手な行為は断じて許せるものではありません。誰もが楽しめるスタジアム環境に向け、リーグ・クラブを含む関係各所で今後も連携を強化してまいります」と改めて方針を強調。
続けて「ファン・サポーターの皆さまにおかれましては、引き続き、Jリーグ、Jクラブの安全理念へのご理解、ご協力を心よりお願い申し上げます」と呼びかけています。
Jリーグの安全理念における「第3条(持ち込み禁止物)」では、法令に抵触する物のほか、花火、爆竹、発煙筒、煙玉などの施設内への持ち込みが明確に禁止されています。
Jリーグは本事案発生後、全60クラブとサポータートラブルに関する対応方針を再確認しており、今回の対応経緯を実行委員会にて全クラブへ周知した上で、安全を脅かす行為には厳正に対処する姿勢をリーグ全体で示していく構えです。
同一都市をホームタウンとするクラブ同士のダービーマッチとして応援が熱を帯びる状況であっても、クラブやリーグが定めた観戦マナーおよびルールを遵守することは、スタジアムに集うすべての観戦者にとって最低限の責務です。
<参考・引用>
横浜F・マリノス公式HP「横浜FC戦における違反行為に関する対応について」
横浜FC公式HP「横浜ダービーにおける事案に関する最終のご報告」
Jリーグ公式HP「サポーターの違反行為に関する対応報告を受けて」
(山口弘剛)
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