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 店にやって来た客は、本当にカードゲームのファンなのか。それとも、限定商品を買い占める転売ヤーなのか――。


 個人ゲーム開発者の「雅」氏は、カードショップ経営シミュレーション×アドベンチャーゲーム「あなた、転売ヤーですよね?」のSteamストアページを公開し、ウィッシュリスト登録の受付を開始しました。


■ 動画投稿サイトでさまざまな情報をリサーチ

 昨今のホビー・トレーディングカード業界において深刻な社会問題と化している「転売行為」にスポットを当てた本作。プレイヤーはカードショップの店主となり、限定商品や人気商品を買い占めて不当な利益を得ようとする「転売ヤー」を見抜きながら、地域に愛される健全な店舗経営を目指します。


 プレイヤーの目的は、パックやボックスの仕入れから日々の販売、SNSや動画投稿サイトを通じた情報収集までを行い、カードゲーム業界トップの店舗へと成長させることです。


 経営を円滑に進めるため、開店前には動画投稿サイト「WowTube」をチェックして最新のカード相場の動きや注目カード、さらには他店で起きた転売ヤー絡みのトラブル事例をリサーチします。動画の中には「今、何が高騰しそうか」という仕入れのヒントだけでなく、不審な客が来店した際に矛盾を引き出すための重要な手がかりが隠されています。


合法的に転売ヤーを詰められるゲーム「あなた、転売ヤーですよね?」誕生 理論武装して迷惑客の矛盾を論破せよ
動画投稿サイトでさまざまな情報をリサーチ


 店休日には、限られた時間の中で複数の問屋をめぐって商品を仕入れます。相場や自店の客層に合ったトレンド商品を戦略的に選ぶ必要がありますが、タイミングによっては在庫が枯渇していることも。そんな時は、まだ関係性の薄い新しい問屋に足を運び、日々の営業で積み重ねた店の「評判」を武器に新規の卸交渉を行うといった、リアルな経営手腕が試されます。


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店休日には問屋をめぐって商品の仕入れ

■ 言い逃れをする客の矛盾を突け 「あなた、転売ヤーですよね?」

 営業日が始まると、仕入れた商品を店頭に並べて販売するほか、客が持ち込んできたカードの査定・買取業務を行います。しかし、来店する客の中には純粋なファンに混ざり、利益目的の買い占めを狙う「転売ヤー」が紛れ込んでいます。


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客が持ち込んできたカードの査定・買取業務


 購入商品の傾向や不自然な言動といった小さな違和感を察知した場合は、プレイヤーから客に対して「何のために買うのか」「なぜその数が必要なのか」といった質問を投げかけることができます。


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小さな違和感を察知した場合は質問を投げかける


 相手の発言をよく聞き、回答に潜む矛盾を暴き出したなら、ついに核心を突く決め台詞を言い渡すシチュエーションへ。


 「あなた、転売ヤーですよね?」


 相手が言い逃れを重ねるなか、集めた証拠と情報で正体を突き止める、本作ならではの緊迫したアドベンチャー要素が展開されます。


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緊迫したアドベンチャー要素が展開

■ 「追放」するか、「許容」するか 選択が物語を左右する

 本作の最もユニークな特徴は、転売ヤーだと見抜いた客を必ずしも「追放」する必要はないという点にあります。


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「追放」するか、「許容」するか


 「売れば確実に店は儲かる。しかし、本当に売るべきなのか」という葛藤がシステムに組み込まれており、店の資金繰りや評判、その場の状況に応じて、あえて取引を継続する「許容」の道を選ぶこともプレイヤーの自由です。


 中にはやむを得ない事情を抱えて転売に手を染めているキャラクターも存在し、プレイヤーが下すモラルと利益の選択によって、店舗の命運だけでなく物語のシナリオも思わぬ方向へ変化していきます。


 社会の歪みを鋭く切り取ったシステムと、ドット調の味わい深いグラフィックが融合したインディーゲーム期待の新作。発売予定日は現在のところ「発表予定」となっており、今後の続報に注目が集まります。


<参考・引用>
Steamストアページ「あなた、転売ヤーですよね?」


(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026060101.html
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