ー 3指標の「前向きな回答率」はいずれも5割未満 ー

人材・組織領域の調査・評価を専門とするリアルワン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:青山 愼)は、「働く人の仕事と職場に関する意識調査2026」を実施しました。
調査結果トピックス■ 3指標の前向きな回答率(肯定的・高頻度の回答の割合)は、従業員満足度42.9%、エンゲージメント37.3%、組織への愛着33.0%。
2026年調査では、いずれも3~4割台でした。

■ 主要13業種では、従業員満足度39.1~53.1%(最大14.0ポイント差)、エンゲージメント34.0~44.1%(同10.1ポイント差)、組織への愛着29.9~38.1%(同8.2ポイント差)。本調査回答者の範囲では「教育、学習支援業」が3指標で相対的に高い結果でした。

本調査では、「従業員満足度」「エンゲージメント」「組織への愛着」の3指標を測定しました。
従業員満足度は、今の仕事やこの会社・組織で働くことに対する全体的な満足・好意を捉える指標です。
エンゲージメントは、仕事への積極的な関わりを捉える指標です。
組織への愛着は、会社・組織の一員であることへの喜びや愛着・自分ごと感を捉える指標です。
似た言葉として扱われることもありますが、3つは異なる角度から、働く人と仕事・組織の関係を捉えます。
1.従業員満足度42.9%、エンゲージメント37.3%、組織への愛着33.0%[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/185212/6/185212-6-664b47e4eae114d0a923f00249a5d35f-1500x681.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図1 2026年調査における3指標の前向きな回答率(正式分析対象 n=4,879)


2026年調査の前向きな回答率は、従業員満足度42.9%、エンゲージメント37.3%、組織への愛着33.0%でした。3指標はいずれも5割を下回りました。

ただし、3指標は測定している内容や回答の聞き方が異なります。数値の大小だけで優劣をつけるのではなく、「満足しているか」「仕事に積極的に関われているか」「組織との心理的なつながりを感じているか」を分けて確認することが、自組織の状態を読み解くうえで重要です。


[表1: https://prtimes.jp/data/corp/185212/table/6_1_7b6fb990d21b1992fd70eb972680e116.jpg?v=202610081145 ]
2.行動エンゲージメント・思考エンゲージメント・情動エンゲージメント(気持ちの面)いずれも4割弱。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/185212/6/185212-6-e065a5191f7afdf197fe03ed21c8d0f8-1500x733.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図2 行動・思考・情動エンゲージメントの前向きな回答率(正式分析対象 n=4,879)


「ほぼいつもある」「よくある」と回答した割合は、行動エンゲージメント38.7%、思考エンゲージメント38.4%、情動エンゲージメント35.0%でした。
3つはいずれも4割弱で、差は大きくありません。一方、分けて見ることで、「行動には移せているか」「仕事を深く考えられているか」「前向きな気持ちを持てているか」といった、課題の方向を具体化しやすくなります。

エンゲージメントは、仕事への関わりを一つの観点だけで捉えるものではありません。リアルワンでは、行動エンゲージメント、思考エンゲージメント、情動エンゲージメント(気持ちの面)から測定しています。平易に言えば、「体も、頭も、心も、仕事に積極的に関わろうとしているか」を見る指標です。
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/185212/table/6_2_0b726441ab6f1875dce5ebf616358665.jpg?v=202610081145 ]
3.主要13業種の前向きな回答率[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/185212/6/185212-6-44ba364ffc9762efccf9ec9a9d1d6e1e-1350x1165.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図3:回答者数150名以上の主要13業種における前向きな回答率(※本調査回答者における2026年の業種別傾向であり、業界の優劣を示すものではありません。調査対象・割付条件の詳細は、調査概要をご参照ください。)

業種別の数値が少人数の回答に左右されすぎないよう、本リリースでは回答者が150名以上となった13業種を掲載しました。

主要13業種の前向きな回答率は、従業員満足度39.1~53.1%、エンゲージメント34.0~44.1%、組織への愛着29.9~38.1%でした。最も高い業種と低い業種の開きは、それぞれ14.0ポイント、10.1ポイント、8.2ポイントです。
本調査回答者の範囲では、「教育、学習支援業」が3指標で相対的に高い結果でした。

業種別の割合だけを見ると一定の開きがあります。一方、回答者一人ひとりのばらつきも含めて統計的に確認すると、業種による違いの大きさは限定的でした。業種別データは自組織の状態を考える参考になりますが、「この業種だから満足度が高い」「この業種だからエンゲージメントが低い」と単純に説明できる結果ではありません。

業種別調査結果のポイント
■従業員満足度:最大14.0ポイント差
■ エンゲージメント:最大10.1ポイント差
■ 組織への愛着:最大8.2ポイント差
■ 業種ごとの数値には一定の開きがありますが、個人差まで含めた分析では、業種の違いだけで3指標の差を説明できる程度は大きくありませんでした。
■ 業種比較は「自組織は高い/低い」と結論づけるためではなく、自組織内の部署・職種・役職や、背景となる会社・組織についての側面を確認する入口として活用することが重要です。


企業・官公庁などの組織責任者・人事担当者への示唆1.従業員満足度を、組織の現在地を捉える出発点にする
従業員満足度は、今の仕事やこの会社・組織で働くことに対する全体的な満足・好意を捉える指標です。今回の前向きな回答率は42.9%でした。まず従業員満足度を確認し、仕事、職場、会社・組織のどこに強みや課題があるかを読み解くことが、組織の現在地を知る出発点になります。

2.行動エンゲージメント・思考エンゲージメント・情動エンゲージメント(気持ちの面)を分けて見る
同じエンゲージメントの総合結果でも、実際に行動へ移せていないのか、仕事を深く考えにくいのか、楽しさややりがいを感じにくいのかで、検討すべき施策は変わります。3つを分けて見ることで、仕事の任せ方、裁量、能力を活かす機会、成長実感、フィードバックなど、次に確認すべきテーマを絞りやすくなります。

3.業種比較は「答え」ではなく、自組織を考える参考にする
業種別の結果には一定の開きがあり、自組織の状況を考える参考になります。
ただし、本調査では業種だけで3指標の違いを説明しきれる結果ではありませんでした。組織全体の平均だけでなく、部署、職種、役職、雇用形態などの違いを確認し、仕事の意義、能力の活用、自律性、フィードバック、評価の納得性、心理的安全性などの背景要因まで読み解くことが重要です。

調査を「数値の確認」で終わらせないために
■ 結果指標の高低だけでなく、「会社・組織についてのどの側面と関連しているか」「どの部署・属性に特徴があるか」まで確認することで、対話や施策検討につなげやすくなります。
■ リアルワンでは、調査設計、実施、分析、結果の読み解き、活用支援まで一貫して支援しています。

調査の背景
従業員満足度調査やエンゲージメント調査は、人的資本経営や組織づくりを進めるうえで広く活用されています。一方、「従業員満足度」「エンゲージメント」「組織への愛着」は、近い意味の言葉として一括りに扱われることもあります。

従業員満足度は、今の仕事やこの会社・組織で働くことに対する全体的な満足・好意を捉えます。エンゲージメントは、行動エンゲージメント・思考エンゲージメント・情動エンゲージメント(気持ちの面)から仕事への積極的な関わりを捉えます。組織への愛着は、会社・組織の一員であることへの喜び、愛着、自分ごと感を捉えます。

リアルワン株式会社では、これら3つを分けて測定し、全体像に加えて属性別の違いや背景となる会社・組織についての側面まで読み解くことが、経営層・組織責任者・人事担当者の施策検討に役立つと考えています。今後も定期的に調査を行い、働く人と職場の変化を継続して確認する予定です。

リアルワン代表コメント
リアルワン株式会社 代表取締役 青山 愼
今回の調査結果を受けて、大切なのは、数値の大小だけではなく、それぞれが何を表しているかを分けて捉えることです。

従業員満足度は、組織の現在地を知るための土台になります。そのうえで、仕事への関わりを示すエンゲージメント、会社・組織との心理的なつながりを示す組織への愛着をあわせて見ることで、組織の状態をより立体的に捉えやすくなります。
また、業種別では一定の開きが見られましたが、業種だけで組織の状態を説明できるわけではありません。調査を数値の確認で終わらせず、どの部署・層にどのような特徴があり、何を対話し、どの施策につなげるかまで考えることが大切です。リアルワンでは、調査・評価の専門的な知見をもとに、結果の読み解きと活用を支援してまいります。


調査概要 [表3: https://prtimes.jp/data/corp/185212/table/6_3_a44c6fc5d5d648f313e3e278215ba281.jpg?v=202610081145 ]
指標・集計方法について
本リリースでは、調査項目の原文は社外非公開とし、指標・構成面単位の結果を掲載しています。
[表4: https://prtimes.jp/data/corp/185212/table/6_4_fee35184f7aa3b2bd04e5ad4cc106744.jpg?v=202610081145 ]
<注意書き>
・本調査は、全国の18~59歳の就業者を対象に、業種・企業規模等を考慮した割付で実施した全国規模の意識調査です。本リリースでは、回答品質を確認した4,879名の回答結果を「2026年調査の全体結果」として掲載しています。調査対象・割付条件の詳細は、調査概要および別紙をご参照ください。
・42.9%、37.3%、33.0%は、各指標を構成する複数項目への前向きな回答率の平均です。
・今回の調査は一時点で実施した意識調査であり、各指標、属性、会社・組織についての側面の間の因果関係を示すものではありません。
・業種別結果の解釈では、単純な最大差だけでなく、一元配置分散分析の効果量も確認しています。

・回答品質の確認では、回答時間、回答のばらつき、複数の長い設問群にわたる極端な同一回答等を確認しました。除外基準は、特定の分析結果を得る目的ではなく、回答行動にもとづく品質基準として設定しています。
会社概要 [表5: https://prtimes.jp/data/corp/185212/table/6_5_2bbef3f587b3da20c942120db547868f.jpg?v=202610081145 ]
<本リリースに関する問い合わせ先>
リアルワン株式会社 調査広報担当
E-mail:otoiawase@realone-inc.com
TEL:03-6222-8741企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000185212.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
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