薬局の人手不足や現場の負担増加が深刻化する中、業務効率化や患者様の利便性向上に加え、薬剤師や薬局スタッフが本来注力すべき対人業務に向き合える環境づくりが求められています。

この問いに向き合うため、NeoXはこれまでも中国の最先端テクノロジーを活用する現場や企業を継続的に訪れ、薬局DXや医療テクノロジーの動向を見ながら、日本でのプロダクト開発に取り組んできました。


そして今回、NeoXはクオール株式会社、株式会社くすりの福太郎、日本メディカルシステム株式会社の大手調剤薬局3社とともに、中国・深圳、広州視察を実施。これまでの視察で得てきた知見や現地ネットワークをもとに、日本の薬局現場にとって大きなヒントになり得る、24時間稼働する無人薬局、AIロボットによる店舗運営の無人化、自動運転車両による医薬品配送など、すでに社会実装が進む中国の薬局DX現場を視察しました。

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中国の最先端薬局DXから、日本の薬局の未来を考える。NeoXが大手調剤薬局3社との視察で見出した、フィジカルAI活用の可能性


本記事では、プレスリリースでは語りきれなかったフィジカルAIの可能性と、日本の薬局の未来についてお伝えします。

1. なぜ今、中国の薬局DXを見に行くのか

薬局DXを考えるうえで重要なのは、単に新しい技術を取り入れることではありません。

患者様の安全性と利便性を高めながら、安定したサービス品質と持続可能な店舗運営につなげられるのか。業務負荷の軽減、人手不足の解消、業務の標準化など、薬局課題の解決にどこまで貢献できるのか。さらに、導入して終わりではなく、日々の店舗運営の中で使い続けることができるか。テクノロジーは、薬局経営の持続可能性にもつながってこそ意味があります。

そのヒントを得るために、NeoXが継続的に足を運び、動向を見てきたのが中国の薬局DXです。

中国の最先端薬局DXから、日本の薬局の未来を考える。NeoXが大手調剤薬局3社との視察で見出した、フィジカルAI活用の可能性


中国では、薬局に関わるテクノロジーが「実証実験」にとどまらず、実際の店舗運営、調剤補助、配送などの現場で活用されています。

一方で、中国の仕組みをそのまま日本に導入できるわけではありません。医療制度や薬局業務の運用、患者様とのコミュニケーションのあり方は国によって異なるため、日本の現場に合わせた再設計が欠かせません。NeoXが重視しているのは、中国の先進事例を「そのまま持ち帰る」ことではなく、日本の薬局現場にとって本当に意味のある形に置き換えることです。


今回の視察では、大手調剤薬局3社とともに中国の薬局DXの現場を訪問し、日本の薬局現場における実装可能性を探りました。

2. 中国の先進事例を、日本の薬局現場にどう活かすか。大手調剤薬局3社と探る次世代スマート薬局



現地で視察を行ったのは、AIロボットや自動運転車両など、現実の店舗運営や配送に関わる「フィジカルAI」領域の社会実装が進む複数の先進事例です。

中国都市部では、アプリで注文し、短時間で商品を受け取るようなO2O(Online to Offline)型の購買体験が一般化しつつあります。薬局領域においても、こうした生活インフラの変化を背景に、店舗運営や配送、調剤補助のあり方が大きく変わり始めています。

今回の視察では、AIロボットが医薬品をピッキングする様子や、自動運転車両を活用して大型病院から薬局への医薬品配送、卸から店舗への医薬品輸送の事例などを実際に確認しました。

中国の最先端薬局DXから、日本の薬局の未来を考える。NeoXが大手調剤薬局3社との視察で見出した、フィジカルAI活用の可能性


中国の最先端薬局DXから、日本の薬局の未来を考える。NeoXが大手調剤薬局3社との視察で見出した、フィジカルAI活用の可能性


各視察先の詳細や、中国で社会実装が進む薬局DXの具体的な取り組みについては、別途公開しているプレスリリースでも紹介しています。

こうした先進事例を日本の薬局現場で実際に活かすには、日々の店舗運営に無理なく組み込むための設計が欠かせません。次の章では、NeoXが開発を進める一体型端末を起点に、日本の薬局現場に根ざした実装のあり方を見ていきます。

3. 薬局の未来を、現場とともにつくる。NeoXが目指す薬局DXの形

今回の視察では、薬局における受付業務の省人化・効率化に向けてNeoXが開発を進めているスマート受付什器についても、実機を前にディスカッションを行いました。

中国の最先端薬局DXから、日本の薬局の未来を考える。NeoXが大手調剤薬局3社との視察で見出した、フィジカルAI活用の可能性


薬局の受付業務は、患者様にとっては来局時の最初の接点であり、薬局スタッフにとっては処方箋やお薬手帳の確認、患者様へのご案内など、様々な業務が集まる重要な領域です。
だからこそ、単に端末を置くだけではなく、患者様が迷わず使えること、日々の店舗運営の中で無理なく使い続けられることが重要です。

実機を前にしたディスカッションでは、端末の設置性、患者様の操作体験、処方箋やお薬手帳など薬局特有の提出物の扱い方などについて、現場を知る立場ならではの率直な意見が寄せられました。

・株式会社くすりの福太郎様

この度の視察をご一緒できたことを大変心強く感じております。くすりの福太郎は、患者様の医療体験向上と薬局運営の変革を目指しております。

今回の視察を通じ、私たちが描く薬局の将来像への確信を深めました。NeoX社の高い技術によるスマート受付等を店舗へ融合し、患者様の利便性を高め、地域に寄り添う「スマート薬局構想」を共に創り上げてまいります。

・日本メディカルシステム株式会社様

中国の無人薬局や自動運転配送といった先進的なテクノロジーの社会実装スピードに、日本の薬局の未来を変える大きな可能性を感じました。

この圧倒的な技術力と、NeoX社が持つ開発力が融合することで、日本の薬局DXが劇的に加速すると確信しています。常識にとらわれない次世代の医療体験の共創に、深く期待しています。

・クオール株式会社様

中国・深圳を視察し、システム化や自動化が驚くべきスピードで社会実装されている現状を目の当たりにしました。特に、先進技術を迅速にサービスへ取り込み、価値として提供する姿勢には大きな刺激を受けました。今回の学びを活かし、日本の薬局業界においても、よりスマートで利便性が高く、患者さまに新たな価値を提供できるサービスの開発・普及に取り組んでまいります。

今回の議論を通じて改めて見えてきたのは、薬局DXにおいて重要なのは、テクノロジーを導入することそのものではなく、現場で使い続けられる形に落とし込むことだという点です。

NeoXが目指しているのは、単にテクノロジーを提供することではありません。
世界の最先端技術や薬局DXの事例にアンテナを張りながら、薬局の皆様が抱える課題に対して、現場に合った解決策をともに考え、実現していくことです。その根底にあるのは、創業当初から大切にしてきた、薬局の皆様とともにつくる「共創」の姿勢です。

中国の最先端薬局DXから、日本の薬局の未来を考える。NeoXが大手調剤薬局3社との視察で見出した、フィジカルAI活用の可能性


現在NeoXでは、各社システムとの連携を進め、より一層、患者様の利便性向上や薬局の業務効率化につながる取り組みも拡大しています。さらに、遠隔からでもスムーズかつ安全な服薬指導を行うための仕組みづくりや、人手不足の解消につながる新たな人材活用のあり方、医療機関との共同研究など、次世代の薬局体験を見据えた取り組みも進めています。

今回の視察を通じて改めて感じたのは、ロボティクスや自動化の流れは、今後日本の薬局現場にも確実に広がっていくということです。一方で、その変化を現場に根ざした形で実装していくためには、技術だけでなく、薬局ごとの運用や患者様との接点を理解しながら、一つひとつ検証を重ねていく必要があります。

中国の最先端薬局DXから、日本の薬局の未来を考える。NeoXが大手調剤薬局3社との視察で見出した、フィジカルAI活用の可能性


薬局の皆様が困ったとき、新しい取り組みを考えたいときに、「まずNeoXに相談してみよう」と思っていただける存在であること。私たちは、そのようなパートナーであることを目指しています。

今回の視察はNeoX単独ではなく、薬局の皆様とともに現地を訪れたからこそ得られた学びが数多くありました。未来の薬局は、一社だけで実現できるものではありません。

NeoXはこれからも、薬局の皆様、システムベンダー様、医療機関様をはじめとする関係各所と連携しながら新しい薬局体験の実現に挑戦してまいります。

【会社概要】

NeoX株式会社

所在地:東京都渋谷区

代表者:代表取締役 何 書勉

事業内容:医療・調剤業界向けAIソリューションの開発・提供

公式サイト:https://www.neox-inc.com/

薬師丸賢太:https://www.yakumaru.ai/

スマート薬局:https://www.yakumaru.ai/aipharmacy

薬師丸数子:https://www.yakumaru.ai/kazuko
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