8大会連続でワールドカップに出場する日本代表。2026年大会は世界最速で予選を突破した。
一方、アジア予選で日本に惨敗した中国はまたも本大会に進めず。
近年低迷する中国代表は、2002年日韓大会以降、ワールドカップの舞台から遠ざかっている。
そうしたなか、中国の『163』は、こう伝えていた。
「24年間サッカーを見てきたが、この本当の言葉を言う勇気が出た。中国が日本に勝てないのは、才能が足りないからではない。
2002年ワールドカップが中国サッカーの始まりだと思っていた。誰が想像できただろうか、24年が経った今、あれが今日に至るまでの頂点だったなんて。
我々は20年以上中国代表を罵り、選手は情けない、監督は無能、サッカー協会は無茶苦茶だと罵ってきたが、決して直視しようとしなかった最も辛い真実があった。
中国代表が今日まで腐敗しているのは、14億人の中に11人のサッカーの天才が見つからないからではなく、才能のある子供たちが、最初から進むべき道がないから。
『天才がいない』と思っているが、天才がとっくの昔に選別されてしまったからだ。
世間では『14億人もいて、どうしてサッカーができる11人を選び出せないんだ?』とよく言われる。ここに本当に起きた二つの出来事がある(後述)。
天才がいないのではない。
才能ある子供たちの多くは、10代の時点で、『金』という言葉によって、サッカー場から排除されているのだ」
「中国でサッカーは金持ちのスポーツであり、一般家庭の子供たちには経済的に余裕がない。
もしプロになれず、学業を犠牲にし、金も使い果たせば、子供の人生は台無しになる。あなたなら、自分の子供にこの道を歩ませるだろうか?
ワールドカップで輝かしい活躍を見せた日本のスター選手の大半が、プロチームのユースアカデミーで育成されたのではなく、高校サッカー出身であることを知らない人は多いだろう。
2025年に中日両国が発表した最新の数字を見ると、その差は言葉を失うほど刺々しい。
日本の全国高校サッカー選手権大会には、全国から数千校が参加登録。
国立競技場での決勝戦には6万人ほどが詰めかけた。この数字は、中国スーパーリーグの半分以上のチームのホームゲーム平均観客数よりも多い。
では、我々はどうか?2024年の全国中学・高校の全国大会には、わずか128チームしか登録しておらず、日本の参加校数の端数にも及ばない」
紹介されていた2つの事例は、お金のためにサッカーをあきらめた少年たちの話。
14歳の少年がプロ選手になれるとコーチから才能を評価されたものの、ユースチームに入ると両親の年収2年分もの金額がかかると言われたため、泣く泣く断念。現在は、故郷で配車サービスの運転手として1日12時間働いているそう。
また、新疆ウイグル自治区出身である14歳の別の少年も同じようにサッカーを諦めることになったという。
ユースの大会で大活躍し、複数のプロチームが興味を示したものの、戸籍変更手続きと両親の年収を上回る保証金を要求されたために断念。「10年に一度の逸材」と称賛された少年は、プロになれずにアマチュアチームでプレーするにとどまったそう。
中国では才能ある若い選手たちがお金のためにサッカーを諦めるケースがあり、そこに日本との違いを感じているようだ。
筆者:井上大輔(編集部)

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