
7月1日にスタートする夏の移籍マーケット。契約が残っている選手が移籍する際にはそれを解除するための違約金が必要になり、その額は近年天文学的なものになっている。
今回はこれまでの歴史上「最も高額な移籍金が動いた日本人選手」をランキング形式で特集する。
10位:岡崎慎司
移籍元:マインツ05
移籍先:レスター・シティ
シーズン:2015-16
移籍金:1100万ユーロ(およそ18.56億円)
ドイツで活躍したあとにイングランド・プレミアリーグへ移籍した岡崎慎司。レスター・シティではクラウディオ・ラニエリ監督の下で驚きの優勝を経験した。
9位:中島翔哉

移籍元:アル・ドゥハイル
移籍先:FCポルト
シーズン:2019-20
移籍金:1200万ユーロ(およそ20.24億円)
カタールからポルトガルの名門FCポルトに加入した中島翔哉。その際には1200万ユーロの移籍金が動いたが、コロナ禍での問題もあってなかなか力を発揮できず。苦しいシーズンを過ごした。
8位:中村敬斗

移籍元:LASK
移籍先:スタッド・ランス
シーズン:2023-24
移籍金:1200万ユーロ(およそ20.24億円)
今季オーストリア・ブンデスリーガからスタッド・ランスに加入し、フランス・リーグアンに挑戦した中村敬斗。代表戦での怪我もあってフル稼働とはいかなかったが、移籍初年度で伊東純也との両サイドコンビで活躍した。
7位:南野拓実

移籍元:リヴァプール
移籍先:モナコ
シーズン:2022-23
移籍金:1500万ユーロ(およそ25.3億円)
リヴァプールからモナコに移籍した2022-23シーズンは出場機会にも恵まれずに苦戦したが、今季は大ブレイク。リーグアンの様々なベストイレブンにも名を連ねた。
6位:香川真司

移籍元:ボルシア・ドルトムント
移籍先:マンチェスター・ユナイテッド
シーズン:2012-13
移籍金:1600万ユーロ(およそ26.99億円)
現在セレッソ大阪でプレーしている香川真司。ボルシア・ドルトムントではユルゲン・クロップ監督の下で大ブレイクし、2012年にマンチェスター・ユナイテッドへと引き抜かれている。
5位:冨安健洋

移籍元:ボローニャ
移籍先:アーセナル
シーズン:2021-22
移籍金:1860万ユーロ(およそ31.38億円)
シント=トロイデンでヨーロッパに進出し、イタリア・セリエAのボローニャで成長した冨安健洋。2021年夏にアーセナルへと移籍したとき、1860万ユーロの移籍金が動いている。
4位:遠藤航

移籍元:シュトゥットガルト
移籍先:リヴァプール
シーズン:2023-24
移籍金:2000万ユーロ(およそ33.74億円)
30代でシュトゥットガルトからリヴァプールに移籍するという驚きのステップアップを果たした遠藤航。取引額が2000万ユーロに達したこともあって賛否両論あったが、中盤戦から絶対的なレギュラーとして活躍した。
3位:中田英寿

移籍元:ペルージャ
移籍先:ローマ
シーズン:1999-00
移籍金:2169万ユーロ(およそ36.59億円)
フランスでのワールドカップを終えてから当時世界最高リーグであったイタリア・セリエAに移籍した中田英寿。ユヴェントスキラーとしても有名になるほど活躍を見せ、当時の日本人最高額となる移籍金でローマに引き抜かれた。
2位:中田英寿

移籍元:ローマ
移籍先:パルマ
シーズン:2001-02
移籍金:2840万ユーロ(およそ47.91億円)
ローマではフランチェスコ・トッティとの兼ね合いでなかなかレギュラーの立場になれなかった中田英寿。2001年夏には自身の最高額記録を更新する移籍金でパルマへ移籍し、チェーザレ・プランデッリ監督の下ではトップ下だけでなく右サイドでもプレーした。
1位:中島翔哉

移籍元:ポルティモネンセ
移籍先:アル・ドゥハイル
シーズン:2018-19
移籍金:3500万ユーロ(およそ59.04億円)
ポルティモネンセで大活躍を見せた中島翔哉。ビッグクラブへの移籍が噂されるなか、加入したのはカタールリーグの強豪アル・ドゥハイルだった。
これは驚きの移籍であったが、なんと次年度に3分の1ほどの移籍金でFCポルトに行くという異例の動きとなった。現地でも「謎の移籍」として話題になった。