新国立から外された「開閉屋根」は本当に不要だった? 専門家に訊くハコモノにならない方法

新国立から外された「開閉屋根」は本当に不要だった? 専門家に訊くハコモノにならない方法

新国立競技場で当初計画されていた「開閉屋根」。無駄なコストと批判され、その後の再コンペの条件から外されることになったが、本当に不要だったと言っていいのだろうか?

Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(マツダスタジアム)など数々のスポーツ施設を手掛けてきた上林功氏に、新国立競技場が現在の案となる前、世界の名だたる建築家や建築設計事務所が提案したビックリするような別案についても触れていただきながら、将来にわたって有意義に活用されるスタジアム構想において重要なポイントは何か、ご執筆いただいた。

(文=上林功、写真=Getty Images)

新国立競技場、ザハ案は本当に無駄に高かったのか?

新国立競技場は現在の案に至る前に、別案があったことは皆さんの記憶にも新しいと思います。2012年に行われた「新国立競技場基本構想国際デザイン競技」では国内外から46の作品が集められ、イギリスの建築家ザハ・ハディッド女史による案が最優秀として選出されました。その後、ザハ案については紆余曲折のなかで白紙撤回された残念な経緯があります。撤回の主な理由としては総工費が膨らんだことや施設の大きなボリュームが神宮外苑の街並みにそぐわないといった意見が見られました。ザハ案に対する批判において、「キールアーチ」という言葉がよく出てきたことを覚えています。日本語で言うと「竜骨アーチ」と訳されますが、竜の背骨のように大きなアーチをつくって、そこから屋根を支持したり吊ったりする構造方法です。ザハ案のキールアーチは2本のアーチが架けられているので厳密なキールアーチとは異なりますが、橋のような大規模構造によって無駄なコストがかかっているのではと批判されました。


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2019年11月26日のスポーツ総合記事

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