2024年4月7日、韓国メディア・韓国経済は「すでに訪れたことがあるにぎやかな大都市ではなく、閑静で新しい場所を求めて小都市を訪れる訪日韓国人旅行客が増えている」と伝えた。

記事によると、新たな日本の観光地を求める需要が高まっていることを受け、韓国の航空会社は続々と小都市就航を増やしている。

大韓航空は現在、新潟、岡山、鹿児島、小松、青森の5路線を運航している。アシアナ航空は2路線(宮崎、仙台)、格安航空会社(LCC)のチェジュ航空は4路線(松山、静岡、大分、広島)、ジンエアーは1路線(北九州)、ティーウェイ航空は2路線(熊本、佐賀)を運航しているという。

チェジュ航空は小都市路線に対する市場の反応が良いことを受け、広島路線を週7便から14便に増便した。現在7便の松山路線も、6月から12便に増やす予定だという。

記事は「韓国人旅行客の日本旅行はこれまで、台湾や香港など他の国・地域の旅行客と異なり地方に拡散していなかった」とし、「韓国人は日本を短期間で訪問するケースが多く、移動時間の長い小都市は向かないため」と説明している。また「訪日旅行客の45%を20代以下の若者が占めていることも、小都市が好まれない理由だ」としている。

しかし、コロナ禍以降に中短距離路線である日本旅行の需要が爆発的に増えたことで、東京や大阪などよく知られた地域より、比較的あまり知られていない小都市での特別な経験を求める旅行客が増えたという。

専門家は「温泉やゴルフ旅行など、休養目的で日本を訪れるシニア旅行客が小都市旅行増加の重要なカギになるとみられる」と話したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「松山はどこで何を食べてもおいしい」「私は名古屋が好き」「北九州が良かった。静かで趣がある」「日本は思っているより国土が広く、地域ごとに特色がある。旅行で行くには最高の国だ」「日本は小都市でもおいしいものや見るものがたくさんあり、宿泊施設が充実しているということだ。日本の観光資源がうらやましい」などの声が寄せられている。

(翻訳・編集/堂本)