2024年5月3日、極目新聞はメーデー連休中の広東省の海岸で家族4人が波に飲まれて死亡する事故が発生したと報じた。

記事は、あるネットユーザーが2日、広東省陸豊市にある海岸で一家が写真を撮影していたところ複数人が波に飲み込まれて溺死したとする動画を掲載したと紹介。

動画には、砂浜上で数人が動かない状態で横たわっており、周囲の人が1人に対して心肺蘇生術を試みている様子が映っていたと伝えた。

その上で、目撃者や現地当局の情報として、事故は2日午後に発生して4人が死亡し、遺体はすでに全て海辺に引き上げられたと紹介した。また、動画を公開したネットユーザーの話として「撮影したのは同市内の海辺で、事故発生時にたまたま現場に居合わせた。事故にあったのは5人家族で、水中の石の上に立って写真を撮ろうとしたところ、波に飲み込まれて水中に転落した。5人のうち小さい子ども1人は救助されたが、残りの4人は全員溺死したようだ」と語ったことを伝えた。

記事は、同市の職員がネットユーザーの目撃情報について、事実であることを明らかにしたことを併せて紹介した。

連休中に発生した悲しい事故に中国のネットユーザーは「前にタイを旅行した時、子供の頃に小さな川で学んだ犬かきで海を泳いだが、後になってなんと恐ろしいことをしていたのかと青ざめた」「普段海にあまり行かない人は海の怖さを分かっていない」「旅行は写真なんかより安全の方がよっぽど大事」「危険を顧みず写真を撮ろうとする人、たくさんいるよね」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻)