卓球の国際ツアーWTTサウジスマッシュで中国の主力選手がまたしても海外選手に敗れ、中国に衝撃が走っている。

8日に行われた男子シングルスの試合で世界ランキング2位の中国の樊振東(ファン・ジェンドン)がドイツのパトリック・フランチスカに2-3で敗れ、ベスト16で敗退となった。

今大会では中国主力選手の早期敗退が相次いでおり、男子では馬龍(マー・ロン)、梁靖崑(リアン・ジンクン)、林高遠(リン・ガオユエン)が、女子では王曼昱(ワン・マンユー)がベスト32で海外選手に敗れて姿を消しており、樊振東で5人目となる。

まさかの展開に卓球王国・中国には衝撃が走っており、中国のSNS・微博(ウェイボー)では樊振東の敗退がトレンド上位に。中国メディアは「大番狂わせ!」と書き立て、ネットユーザーからは「一体どうなっているんだ!?」「サウジアラビアは謎めいた場所だ。外国人選手が突然、強くなった」「こんな状態でパリ五輪は大丈夫なのか?」といった声が上がっている。(翻訳・編集/北田)