23年11月以来、中国は査証(ビザ)免除措置の対象となる国を相次いで増やしてきた。また、「中国旅行デー」だった19日から、北京や上海などの一線都市が観光客を呼び込む優待キャンペーンを打ち出し、さまざまな措置が相乗効果を発揮しているのを背景に、中国のインバウンド客が急増している。

中国国家移民管理局の統計によると、第1四半期(1-3月)、中国がビザを発行した外国人の数は前年同期比118.8%増の延べ46万6000人に達した。ビザ免除措置を利用して中国に入国した外国人は前年同期比266.1%増の延べ198万8000人だった。

一線都市の北京、上海、広州を見てみると、北京市文化・観光局が最近発表したデータでは、第1四半期に北京を訪問したインバウンド客は前年同期比3.1倍増の延べ46万9000人、観光産業の外貨収入は同比225.8%増の6億5000万ドルに達した。

上海出入境総検査所が4月30日に発表した統計によると、今年1月から4月29日までの期間、上海から入国した外国人の数は前年同期比3.9倍増の延べ129万2000人に達した。

広州白雲国際空港から出入国した旅客の数も今年上半期に激増した。報道によると、17日午前10時の時点で、同空港の出入境検査所から出入国した旅客の数は前年同期比約160%増となる500万人を突破した。

周辺国を見ると、中国を訪問する韓国人やロシア人が急増している。「湖南省・張家界の山の上が韓国人でいっぱい」というのが、中国のソーシャルメディアで大きな話題となっていることは、韓国人の間で中国の人気観光スポット・張家界がどれほど人気となっているかを物語っている。

韓国法務部の統計によると、1月に中国を訪問した韓国人は前年同月比908.7%増の14万2000人と爆発的に増加した。ロシアの旅行サイトOneTwoTripの統計によると、ロシアでは4月に広州や北京、上海のホテルの検索回数が前月比で3倍増となった。(提供/人民網日本語版・編集/KN)