中国メディアの鳳凰網財経は12日、スイスのジュネーブで行われた中国と米国による経済・貿易問題を巡る高官協議の結果を受け、「世界の雑貨の中心地」と呼ばれる中国浙江省義烏の貿易商からは「大きな朗報だ」との声が上がったと報じた。

中国と米国は12日、互いに掛け合ってきた高関税を115%ずつ引き下げると発表した。

共同声明によると、米国は「相互関税」にひもづく24%分を90日間一時停止し、残りの91%は取り消す。
義烏の貿易商、中米貿易協議の結果は「大きな朗報」―中国メディア

記事によると、米国向け輸出が会社の売上全体の9割を占めるという義烏のある経営者は「思わず歓声を上げてしまった。これは大きな朗報だ」とほほ笑んだ。同社は衣料品などの個人消費財を主に扱っており、今回の関税戦争で大きな影響を受けていて、「この結果は双方の事業者にとって大きな好材料となるだろう」と語った。

義烏の貿易商、中米貿易協議の結果は「大きな朗報」―中国メディア

義烏には世界最大級の雑貨卸売市場がある。何百万点もの中国製雑貨がここに集まり、世界各国に出荷されている。(翻訳・編集/柳川)

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