中国各地で高齢者向けの「シルバー列車」が相次いで運行され、鉄道上のリゾートとも称され、多くの高齢者にとって新たな旅行の選択肢となっている。
午後9時を過ぎる頃、鉄道Y664便「西部を巡る列車の旅・崆峒号」は乗客220人以上を乗せて甘粛省蘭州市の蘭州西駅を出発し、3泊4日のゆったりしたペースの鉄道旅行をスタートした。

シルバー世代の乗客の割合が多いことから、車内では一連のきめ細やかなサービスを提供している。全車両はホテル式デザインを採用した寝台車で、テレビ、専用のバスルーム、スマート温度調節システムなどの設備が充実している。また専門のガイドによるガイドサービス、お茶体験や将棋などのイベントもあり、乗客のさまざまなニーズに応えている。
中国鉄路蘭州局集団はこの列車のほか、「敦煌文化観光専用列車」、「隴上江南観光専用列車」といったさまざまなタイプの観光専用列車を相次いで運行している。今後は夏の「避暑レジャー専用列車」、秋の「紅葉観賞専用列車」、冬の「雪景色・ヘルスケア列車」などを運行する計画という。(提供/人民網日本語版・編集/KS)