浙江省義烏市にある世界最大規模の日用品卸売市場「義烏国際商貿城」は約20年前から、同市場に店を構える事業者を対象とし、朝の時間帯に授業を行う外国語朝練プロジェクトを実施している。そんな外国語講座に12日、実用ビジネススペイン語のクラスが新たに開設された。
「義烏国際商貿城」の事業者の陳海紅(チェン・ハイホン)さんは、「貿易の仕事をするようになって今年で19年目。以前のように貿易業者を通して注文するのではなく、実際にやって来て、価格交渉をする外国人が増えているとひしひしと感じている。一つでも多くの外国語を話せると、取引がうまくいくチャンスも増えるというのが、外国語を勉強する原動力となっている。スペインは当社がここ数年、主に業務開拓を進めている市場だ」と話す。


義烏日用品雑貨卸売市場「中国小商品城」の商学院外国語朝練プロジェクトで教師を担当している周文(ジョウ・ウェン)さんは、「事業者のために、クライアントとフレンドリーにあいさつする方法や、商品の紹介の方法、注文の詳細の詰め方などの会話を勉強できる一連のクラスを設置している。マスターすれば、すぐにそれを使うことができる」と説明する。

オフラインのクラスのほか、ライブ配信も開設しており、事業者の外国語学習の選択肢を増やしている。外国語朝練プロジェクトでは実用ビジネス英語や実用ビジネスアラビア語などがすでに開設されており、事業者が言語を皮切りに、世界を相手にビジネスを展開できるようサポートしている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
