台湾メディアの東森新聞は21日、夏休みシーズンの旅行について、日本行きの航空券が前年比で5~10%値下がりしていると報じた。
記事によると、台湾の旅行業品質保証協会が同日、7~9月の旅行における適正料金を発表した。
ただし、専門家によると、大阪万博の開催やユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の人気から、関西方面のツアー料金については依然として高止まりしているという。
一方、韓国方面の夏休みシーズンの予約は例年より早く動き出しており、4月の時点ですでに問い合わせがあった。中でも最も人気なのは釜山(プサン)と大邱(テグ)、それに続くのがソウルだという。済州島は家族旅行や社員旅行で予約する人が多く、7~9月のツアー料金は昨年の同時期とほぼ同じ水準とのこと。
このほか、東南アジア、米国・カナダ方面のツアー料金は横ばい、欧州、ニュージーランド・オーストラリア方面はやや上昇している。
台湾内旅行については、台湾ドル高の影響で海外旅行のコストが相対的に下がったことから、第2四半期以降、回復の兆しが見られておらず、全体の販売価格も大きくは変わっていないという。ただ、リゾート地の墾丁は夏休みに向け、休日の宿泊料金がやや上昇しているそうだ。(翻訳・編集/北田)